秋と言えば、食・運動・読書に続き「芸術」もキーワードに♡ 今回は、知識が少ない初心者さんでも楽しめるアート展情報をご紹介。この機会に芸術センスを磨いてみては?
イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル
イヴ・サンローランは、クリスチャン・ディオールの急死をうけ、1958年にディオールのデザイナーとして鮮烈なデビューを飾ります。本展はイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、没後日本で初めて開催される大回顧展です。わずか21歳で衝撃的なデビューを果たしてから、自身のブランド「イヴ・サンローラン」の初コレクションを成功させ、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む262点によって、12章構成で余すところなくご紹介いたします。
Info
会期:2023年9月20日(水)~12月11日(月) ※毎週火曜日休館
開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室1E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
観覧料:一般2300円、大学生1500円、高校生900円
モネ 連作の情景
印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネは、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残しました。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、巨匠モネの画業から切り離して語ることはできません。本展では「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿ります。
Info
会期:2023年10月20日(金)~2024年1月28日(日) ※12月31日、1月1日休館
開館時間:9:00~17:00 ※毎週金・土・祝日は19:00まで ※入場は閉館の30分前まで
会場:上野の森美術館 〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
観覧料(土・日・祝日):一般3000円、大学・専門学校・高校生1800円、中学・小学生1200円 ※平日は各200円引き価格
ゴッホと静物画―伝統から革新へ
フィンセント・ファン・ゴッホは何を学び、何を伝えたのか…。本展覧会は17世紀オランダから20世紀初頭まで、ヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ、ゴッホが先人達から何を学び、それをいかに自らの作品に反映させ、さらに次世代の画家たちにどのような影響をあたえたかを探ります。また本展覧会では「ひまわり」に焦点をあてたコーナーを設け、ゴッホやその他の画家たちによる「ひまわり」を描いた作品を紹介、なぜ彼らがこの主題を描いたかを探ります。
Info
会期:2023年10月17日(火)~2024年1月21日(日) ※毎週月曜日(1月8日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)休館
開館時間:10:00~18:00 ※11月17日(金)、12月8日(金)は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
会場:SOMPO美術館 〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
観覧料(当日):一般2000円、大学生1300円 ※前売りは各200円引き価格
※日時指定予約制
構成・文/竹嶋佑月
※観覧料はすべて税込み価格です。