あれだけ楽しみにしていたはずのゴールデンウィークも過ぎ、気づけば初夏の季節を迎えようとしています。そろそろ、心の調子がうまくいかなくなるタイミングかもしれません。「五月病かもしれない」と不安に思っているなら、少しずつ暮らしを整えて軌道修正を。ご機嫌さんでいられる時間が長くなったら、それはきっと心の豊かさにつながります。
朝起きたら目標を宣言する
朝、起きたときに心がモヤモヤするのは、よくあること。前日の疲れが抜けていなかったり、急に朝から悲しくなったり、心はいつも表情を変えます。
完璧にコントロールするのではなく、上手に向き合えるように工夫してみるのもあり。たとえば、朝に目が覚めたら、まずは目標を宣言することから始めてみるとか。
「いつかは起業したい!」「ヨガの資格をとってみたい」と何でも良いのです。心の中に封印するのではなく、どんどん声に出して、思い描いている未来に向かって進んでいきましょう。
つらいときは我慢しないで涙を流す
毎日働いていたら、ショックな出来事はひょんなタイミングで訪れます。信頼していた人から裏切られることも残念ながら0ではありません。
そんなとき、どうしても誰かに頼りたくなりますが、一定の年齢を過ぎると、その悲しい出来事に対して結論づけられるのは(乗り越えられるのは)自分しかいないという厳しい事実にも気がつきます。
どんなにママやパパと仲良くしていても親は子どもを助けられないのです。つらいときは我慢せずに、気持ちを外にだす。泣きたいなら、ひたすら泣いて、感情を溜め込まないことが何よりも大事なのです。
心がザワザワしているときに重要な決断をしない
心がザワザワしているときには重要な決断はしないようにしましょう。たとえば今の仕事に対して不満があっても、波が押し寄せているときは「もうやめよう」と思っても、冷静になってみると「まだ続けられるかもしれない」と思う可能性があります。
不安なのか恐れなのか、それはそのときによっても異なりますが、ザワザワしているときは動かないことが大切です。
たった1つの選択が未来を左右します。間違った方向に進まないように、波が引くのをただひたすら待ちましょう。
お互いに前向きになれる友達と積極的に会う
自分と同じようにあれこれと日々考えながら頑張っている友達がいるなら、定期的に会いましょう。たとえ彼女が話す一方でも、会っていて何か気づきがあるなら今は会うべき人なのです。
タイミングが合っているから、お互いの都合もつくのでしょう。お互いに話しているうちに、しんどいのは自分だけではなく彼女も一緒ということにも気づきます。
心のモヤモヤが多くなると、つい、ひとり時間を選びたくなりますが、まだ余力があるようなら友達とたわいもない話をして気分転換を♡
「五月病」かどうかは医者ではない限り、自分では判断できません。あきらかにいつもと様子が違う、泣いてばかりいるなど、少しでも変化がでているなら、自分だけで解決しようとはせず心療内科など専門的なサポートを受けることをおすすめします。
一番大切なのは、無理をしないこと。「疲れた」「つらい」と思ったら休むこと。少しずつゴールデンウィーク前の感覚を取り戻せるように、無理のない範囲で仕事や勉強をがんばりましょう!
構成・文/山口恵理香