どれだけ努力しても、なかなか彼氏ができない…。いつも「今年こそは」と思っているのに気づいたら1年が過ぎている状態。友だちからも「どうにかしなよ!」と言われるけれど、一番どうにかしたいのは自分自身。でも今の時期だからこそ、焦って空回りしないように気をつけることが次のステップへとつながるのです。
パワースポット頼りにならずに努力すること
縁結びにまつわる神社仏閣はどんな場所でもたくさん存在しています。もちろんご利益をいただくために参拝することは大切ですが、パワースポット頼りにしてはいけません。「あの神社に行ったのに全然彼氏ができない」と怒るのは少し違いますよね。
そもそも、恋愛と限定せず、仕事や趣味、人生そのものを充実させようと努力していますか? 何も努力しないでご利益だけいただこうとしているのは神様が一番わかっていらっしゃること。パワースポットは心の拠り所ですが、依存してはいけません。
執着しているなら一度恋愛から離れる
あまりにも彼氏ができない事実に対して自分が執着していると感じているなら一度離れてみるのもありかもしれません。
永遠に恋愛をしないと宣言するわけではありません。ただ今は心の余裕をなくしているなら、しばらくの間はひとり時間を優先した方が遠回りのようちで実はものすごく近道かも。
久しぶりに鎌倉にでもひとりで行ってみようと思ったら、現地で運命の人と出会ってしまうかもしれないし、新幹線でたまたま隣同士に座った人と意気投合するかもしれません。
いずれにしても出会いを求めて行動するのではなく、自分自身を最優先にしながら過ごしていたら、きっといつかは出会えるはずなのです。
とりあえずキープはそもそも相手に失礼
彼氏を探している人の中には自分に好意を寄せているとわかりながら、いわゆる「キープ」しておく人もなかにはいます。言い方は少し乱暴ですが、寂しいときに会ってくれる人、一緒に楽しい時間を過ごして寂しさを軽減する人と言った方が正しいかもしれません。
けれど、あくまでも自分自身は彼氏としては付き合うつもりがなく、ただ友達として会っているだけ。でも自分から連絡したら会いにきてくれるし、デートっぽい雰囲気も経験できると、彼を振り回していませんか?
そんな中途半端なことをしていたら、いつかは彼も限界がきます。そもそも「キープする」という感覚が相手に対して失礼ですよね。きっと、自分が好きな人のキープになってしまったときに同じように悲しくなるはず。中途半端なことをするくらいなら、ひとり時間を充実させたり、人と人の交流を楽しんだり、もっと自由に毎日を過ごした方が出会う確率は高まるかもしれませんね。
違和感を覚えているのに
無理やり関係を進めようとしない
相手に対して違和感を覚えているのに、なかなか彼氏ができなからと少し焦っていませんか? 一度、感じた違和感は、それ以上は拭いきれないし、隠しきれないものなのです。
基本的には彼と一緒に過ごしていて楽しいはずなのに何か違うと感じてしまうのは、あなたの直感が正常に働いている証拠。たとえ原因が見当たらなくても、きっと些細な瞬間で、彼の言葉なのか態度なのかわかりませんが、違和感を強く感じているはずなんです。
無理やり付き合ったとしても長くは続かないでしょう。無理やり関係を進めるよりも潔く卒業した方が自分の未来のためです。
なかなか彼氏ができない時期は、何事に対しても焦りがちです。せっかく素敵な出会いがあっても空回りしたり、急にうまくいかなくなったり…。もし「〇歳までに結婚したい」と自分自身に制限をかけているなら、その制限は自分のためにも解除してあげること。未来を不安視するのではなく、今この時間を充実させるために自分はどんなことができるのかをゆっくり考えましょう。
構成・文/山口 恵理香