自由な日々に慣れてしまうと、少し他人と時間を共有しただけで息苦しくなる…。そんな自分にいつからか「このままでは、ほんとうに結婚できないのかも?」と思うようになっていませんか? 実際に独身のままなのかどうかは誰にもわかりませんが、独身女子が自分のことながら「結婚に向いていない」と感じる瞬間は、どうやら日々の中で何度も訪れるようです。
朝から夜まで自分のペースで暮らせる日々が
愛おしいと思ったとき
最初は寂しくてたまらなかったひとり暮らしもいつの間にか定着して、むしろこの空間を独り占めできるうえに自分のルールに則って生活できる自由さを捨てられなくなります。
結婚生活を夢見ているものの、実は心のどこかではまだブロックがかかっている状態。とはいえ、今は結婚生活のスタイルも多様化していて必ずしも常に一緒にいる必要はありません。ただ、朝から晩まで自由に過ごせるのは、独身でいる最大のメリットでもあります。
実家に帰省して数日いただけで
どっと疲れてしまうとき
ひとり暮らしはしているけれど、たまに息抜きも兼ねて実家に帰る人もいるはず。
最初は「テレビをゆっくり観るぞ」と思いながら楽しみにしていたはずなのに実際は「お風呂には入るの?」と急かされたり、お互いに精神的な余裕がないと小さなことで喧嘩したり、結局ひとり暮らしの空間が一番心地良くて、最終的には実家に戻ったことを後悔していませんか?
実家の帰省だけでどっと疲れる人が果たしてほんとうに夫婦としてやっていけるのかどうか、自分の胸に手を当てながら真剣に悩んでいる独身女子もきっと多いでしょう。
友だちや恋人とよりもひとりで買い物するのが
一番好きとつい思ってしまうとき
頻繁ではないものの、たまに友だちとあって束の間のティータイム。友人からは「買い物して良い?」と言われるけれど、自分は友人の前では買い物できないタイプ。
仕方がないからと友人の買い物に付き合ってみますが、心の中ではすでに後悔している状態。見たくもないお店に入るのもストレスだし、洋服の好みが違うとまったく興味のないブランドにも入らなければいけません。
結局、友だちと解散してから改めてひとりで買い物を楽しむ人も多いはず。ひとり時間が好きなのは、それだけ自立している証拠なのかもしれませんが、独身女子にとっては将来が不安に思えてきてしまうときもあるでしょう。
仕事は好きなのに家事に対する苦手意識が
他の人よりも強いと感じた
バリバリ働くことは向いていると思えても、家事に関することはほとんど苦手。たとえ自宅で過ごしていてもギリギリまで仕事を進めようとするから、洗いものは溜まるし、洗濯まで手が回らないし、ましてや料理をする時間もない…。
料理を作ってSNSに載せるのも憧れるけれど、きっとタイプが違うことも心のどこかでは悟っている状態。他の人よりも家事ができない、もしくは家事に対する強い苦手意識があると余計に「このまま独身かもしれない」と思う流れに。
今の時点では「結婚に向いていない」と思っていても、どんなタイミングで出会うかは誰にもわかりません。もしかしたら、すでに考えているようにこのまま独身の日々をさらに充実させながら前に進んでいくのかもしれません。 いずれにしても大切なのは、ありのままの自分を受け止めてあげて、今を精一杯楽しむこと。仕事だけにバランスが偏っているなら、仕事とは別に夢中になれる何かを見つけて、日々のバランスを立て直すことも大切です。
構成・文/山口 恵理香