最初は良い人だと思っていたはずなのに…。気づけば目の前の彼がいつの間にかダメンズ状態に。もしかしたら彼を変えさせちゃったのは彼女でもある自分のせいかもしれません。彼のためにと思ってしたことが実は逆効果の可能性も。尽くしすぎると、最終的には自分自身が傷つくことになるのかも。
彼に対して違和感を覚えても
自分の気持ちを我慢して寄り添う
ダメンズに寄り添い続けている女性の姿を見ていると、相手がダメンズであることは周りから言われなくてもわかっているはずなんです。 どんなに頑張っても2人に未来はないとわかりながらもすでにその時点でロミオとジュリエットの状態に。
彼に対して本当は違和感を覚えているのに、その事実から目を背けようとします。彼がいなくなったら、また1人で孤独と向き合わなければいけないとわかっているからです。
「本当はもっと優しくしてほしい」「真面目に働いてほしい」自分の気持ちを全部我慢して寄り添っても、おそらく彼は改心しないでしょう。
あきらかに相手がダメンズなのに
周りの反対を押し切って夢中になる
知り合いの女性はあるときダメンズの彼氏と出会い、しっかり者のはずなのに夢中で彼を追いかけていました。両親ももちろん彼との交際には反対、親友も「そんな人と一緒にいても将来はない」と言っても彼女は聞く耳をもちません。
ある日、彼女はそれでも彼に変わってほしいと車の中で話し合いをしました。ところがすぐに喧嘩に発展してしまい、外は雨が降る中、そのダメンズ彼氏はなんと彼女に対して「俺の車にいつまでも乗っているな、早くでていけ」と言ったそうです。
それだけ嫌な思いをしても彼女はなかなか別れませんでした。意思が強いといえば強いのかもしれませんが、もしかしたら周囲が反対しても彼との交際を選んでしまうのも、彼をダメンズにさせちゃう女性の特徴かもしれません。
普通だったらとっくに別れているようなことを
彼に言われても付き合うことを選ぶ
本来であったらとっくに別れているような態度をとられたり、言われたりしても「私が悪い」と思い込んで、彼の隣にいようとします。
でも決して女性側は悪くはなく、彼のわがままが発端となっているはずです。そもそも彼との付き合いを選んでいても、2人には未来がないこともわかっているでしょう。
そのままダメンズの彼と付き合い続けるかは人それぞれ自由ですが、あくまでも結婚や出産など何気ない幸せを大切にしたいと思うなら、まずは自分自身を一番に大切にすることから幸せな未来へとつながります。
ひどい喧嘩をしても彼の分まで食事を作る
別の知り合いの女性は、ダメンズの彼と同棲までしました。ところが喧嘩をしても彼女は彼のために料理を作っていました。
彼はそれまで彼女に対してひどいことを言っているのは忘れて、通常通り食べたそうです。そして「ごちそうさま」の一言もなく、彼女はまた黙って洗い物を続けていたそうです。
彼に尽くすことはもちろん男女のバランスから考えても大切なのかもしれません。しかし尽くしすぎても相手のためになりません。
彼の成長を自分が妨げることになっている可能性もあるのです。決して彼の召使いでもなければ、お手伝いさんでもありません。対等に付き合う権利があるパートナーであることを忘れてはいけません。
彼をダメンズにさせているのは本人の問題だけではなく彼女にも少しは責任があるかもしれません。そもそも心のどこかで彼がダメンズとわかりながら、寂しいからと付き合いをはじめるのも自分の未来のためにはなりません。 もし彼と付き合っている中ですでに違和感を覚えているなら、本当の自分の気持ちを優先させましょう!
構成・文/山口 恵理香