長い春はつらい!長く付き合っても結婚を決められない男のワケ

交際期間が長くなれば必然的に「このままずっと一緒にいられるだろう」と思いがちですが、実は長い春を過ごしているだけかもしれません。長く付き合っても別れるときはあっという間。最悪の場合、相手がその後、時間が経たないうちに別の人と結婚するケースも。長く付き合っても結婚を決められない男性の気持ちをご紹介します。 


仕事とプライベートのお互いの優先度が違う

仕事に対するモチベーションや価値観は人によって違います。 カップルの関係から結婚生活を営む段階に入る場合、彼としてはできれば家事は奥さんが中心的に進めてほしいと思っているかもしれません。 

最近は男女という性差では考えない時代に入りつつありますが、それでも実際に経験してみると「子どもを産むのが当たり前」と思っている男性は意外にも多いように感じます。 

たとえば彼女がまだまだ仕事を優先していたい。彼としては結婚をしたら子どもを産んでほしいと思っている。この2人が結婚生活を共に成り立たせるためには、お互いに譲歩する必要があります。 どちらとも譲れないとなると、どれだけ長く付き合っていても別れるしか選択肢がなくなってしまうのです。 

仕事やプライベートの優先度が彼女とは違うと彼がわかったら、もしかしたら心の中ではお別れに向けて準備を進めているかもしれません。 

 

人生設計にズレがあって
話し合いでは埋まらない

長く付き合っていても、いつも同じ方向に向いて歩いているとは限りません。これは極端な例ですが、たとえば彼は安定的な結婚生活を望んでいるとします。 

しかし、彼女は起業を目指していて彼には頼らず自分の足で人生を歩んでいきたいと考えている…。どんなに話し合いをしても、彼女は起業がしたいし、彼は家庭を優先してほしいことには変わりなく、結局、お別れすることに…。 

こういった場合、決して彼女は傷ついていないわけではありません。自分が起業という道を選ばなかったらもう1つの人生があったのかもしれないと思いながら前に進みはじめます。 

一方、彼も彼で心のどこかでいつも引っかかりながら、最終的には自分の希望を叶えてくれる人と結婚します。 長く付き合ったことにも意味があると思いたいところですが、実際、女性の立場からしてみると貴重な20代、さらには30代と過ぎてしまったことに後悔する人もなかにはいるでしょう。 それでも話し合いで埋まらない溝ができてしまった以上は、ただ現実を受け入れるしかありません。 

 

どちらかの両親が
2人の結婚に対して賛成してくれない 

本人たちは次のステップへ向けて準備を進めようとしても周りが反対する可能性があります。たとえば、結婚ではなく同棲の準備をはじめたとしましょう。 

彼女側の両親はとくに問題はなく、あとは彼の両親だけ…。ところが彼の両親は昔ながらの価値観をもつ人で結婚前の2人が同棲することには反対、一緒に暮らすなら結婚をするべきと言ってきたら、あなたならどうしますか? 

肝心の彼は両親の言いなりで、そんな彼の姿に彼女は幻滅することに。そもそも結婚や同棲に「待った」がかかるということは、もしかしたらお互いにとってベストパートナーは別にいたのかもしれません。 ゴタゴタした後で長かった交際に終止符を打つことは決して簡単なことではありませんが、両親が反対したことにも最終的には意味があったのでしょう。 

 

ダラダラと付き合い続けてタイミングを見失った 

いわゆる「長い春」といわれている通り、長く付き合うことだけが正解とも限りません。長く付き合った後に出会った人とはすぐに結婚するという伝説も聞きますが、実際にその通りの道のりを歩んだ元カップルもいました。 

元カノとは5年以上、大学時代から付き合って別れてからはすぐに別の人と結婚。彼としてはダラダラと付き合い続けてしまい、マンネリの空気もある中で、単純に結婚するタイミングを見失ってしまったのかもしれません。

どちらが悪いわけではありませんが、長い春を経験すると恋愛に対して懲りてしまうのも事実。もし今、パートナーがいるなら定期的に将来に向けて話し合っておくことをおすすめします。 

もし長く付き合って別れることになっても、その瞬間はつらいかもしれませんが、きっといいことが待ってします。いい出会いが訪れるかもしれないし、仕事でチャンスをいただけるかもしれません。 

 

人によって選ぶ生き方も異なります。彼と別れても、自分らしい姿がわかっているなら、それだけで合格! 長い春が終わってしまっても、きっと数年後振り返ったときにいつかは「この道で間違いなかった」と思えるはずですから♡


構成・文/山口 恵理香