心が繊細で、誰よりも優しい。人の気持ちに敏感だから傷つくことも他の人以上にたくさんある。「もっと鈍感に生きられたら」と思いながら、過去の恋愛を振り返っていませんか? 一人で抱え込んでしまうから、毎回失敗しちゃうのかも。次の恋こそちゃんと恋愛を成就させられるように心の中をキレイにしておきましょう。
友達の段階で相手に依存してしまう
相手に依存することは決して悪いことではありません。誰もが誰かに頼りながら生きているのが事実です。もちろんたった一人で戦っている人もいますが、そんな人にも友人や仕事関係者など、困ったことがあれば相談できる人が何人かいるはず。
心が繊細な人の中には、付き合う前から相手に依存しすぎてしまい、フェードアウトされるケースがあります。たとえば「自分に欠けているものを恋愛対象で埋めようとする」「相手のために自分を犠牲にしてでも尽くしてしまう」などが思い当たる人は、要注意。
恋愛=依存先を決める、ではありません。あくまでもお互いが自立した関係でいられた方が長続きするでしょう。
LINEの返信スピードが速すぎて相手に飽きられる
心が不安定なときは誰かとやりとりしているだけで心が落ち着く、あるいは安心する瞬間があるかもしれません。しかし相手には相手のやるべきことが日々たくさんあって、大人になればなるほどLINEをする暇などないくらい忙しくなってきます。
彼が忙しく過ごしているときに何度もLINEを送ったり、日記のようにすべてのことを報告したり、今送られてきたばかりなのにすぐに返したりと、彼の時間を奪うようなことをすると、なかなか2人の関係は進展しないでしょう。
彼との出会いを大切にしたいなら、相手にひとり時間をプレゼントするのはもちろんのこと、自分の時間も大切にしなければお互いに息が詰まってしまいます。
深い事情について
付き合う前から相手に理解を求める
みんな誰もが人には言えない深い事情を抱えています。たとえば心の病気は見た目からでは気づくことができません。むしろ誰よりもキラキラしていると、その人が実は昔から心の病を抱えていることなどおそらく想像できないでしょう。
運命の出会いを果たしたとき、持病も含めて、自分の深い部分まで知ってほしいと思ってしまう気持ちはわかります。ただ、交際するかどうかもまだ彼としては決めきれない中、深い事情を伝えられても、すぐには言葉がでてこないでしょう。
持病があるから嫌いになったわけではなく、付き合う前から深い事情についてどんどん話されることに少し抵抗を感じた結果、付き合わないと決める人もなかにはいるはず。
どうしても伝えたいときは、お互いにデートを重ねて「もしかしたら、そろそろ告白されるかもしれない」と感じたタイミングで「実は」とお伝えするのがベストかもしれません。
感情的に波がでている姿を見せすぎて
彼を振り回してしまう
感情に波があるのは仕方がないこと。とくに女性の場合は生理周期や気圧の上がり下がりでも体調を崩す機会が多く、どうしても感情が不安定になるでしょう。
しかし、付き合う前の段階からあまりにも感情的な姿を見せると「僕はついていけないかもしれない」と、彼は思ってしまうかも。
でもさすがに付き合う前の関係なのに「実は生理前で」とは伝えられません。そんなときは「少し今体調的にイライラしやすくて落ち着いたら連絡するね」と少しシャットダウンして、心の波が去るのを待ってから再び連絡しましょう。
そうやって自分なりに感情をコントロールしようと努力している姿を見れば、彼も納得するはずです。
心が繊細で、恋愛で失敗するたびに自分自身を否定されたような気持ちになる人もいるかもしれません。決して心が繊細なことはネガティブに捉える必要はありません。 ただ、だからといって感情のままいつも動いていたら他人は理解に苦しむ瞬間があるでしょう。感情が不安定になっても、どうしたら、相手を傷つけない伝え方ができるか、どのように対策をとったら自分の心が楽になれるのかを考えてみるだけで、次の恋愛からは風向きが変わりそうですよ♡
構成・文/山口 恵理香