コロナ禍に入り、人と人との交流はオンライン上へと移り変わりつつあります。今まで当たり前のように会っていた友人とも今は少し会いづらい状況に。 おひとりさまにとって、出会いも限られ、そろそろ彼氏がほしいと思っていても、なかには諦めている人もいるかもしれません。コロナ禍だからって諦める必要はないんです。恋人と無事に出会い、お付き合いをはじめている人もいます♡
カフェの常連同士で意気投合
知り合いの女性は前回の彼と別れてからすでに5年以上が経過していました。仕事に対して熱心で常に目標がある人。いつも「一生独身を覚悟しているの」と話すくらい、恋愛にも興味がない様子でした。
ところが近所に小さなカフェができて、なんとなくその場所に通っているうちにイギリス人の彼と出会い、あっという間に結婚したのです。
彼はいつも正装(ジャケットを必ず着てくる紳士)で彼女はいつも読書をしていて、お互いにずっと気になっていたそうです。遠出は難しくても、新しい場所に少しお出かけしてみるだけで何かが変わるかもしれません。
友達・知人の紹介
別の女性もコロナ禍に入ってから、ひとり時間が長くなっていました。ひとり暮らしで実家も遠く、両親に会いたいと思っても自分が万が一感染していたらと思うとなかなか帰省できず、お休みの日も基本的にひとり…。
ある日ふとお風呂に入りながら「そろそろ彼氏がほしいな」とぼんやりしていたら、翌日に友人からLINEがきて「良い人がいるんだけど紹介していい?」と言われ、気がついたときにはお互いにマスクを着けながら初デートの流れに。
紹介ではなく自然な流れで出会いたいとこだわりをもつ人がいますが、今はコロナ禍に入って交流が制限されている以上、万が一紹介の話がきたときにはきちんと受け止めておいた方が後悔せずに済みますよ♡
新しい挑戦の先に彼が待っていた!
知り合いの女性はバリバリに会社員として働いていましたが、コロナ禍に入ってからは仕事もリモートワークになって、誰かと会う機会も減り、少しずつイライラするようになったとか。
そこではじめたのが「ランニング」でした。ヨガはスタジオに通うのが少し抵抗があったそうで、ランニングなら近所を走るだけだしと思い、専用のウェアを買って、しばらく毎日走っていたそうです。何度か走っているうちに「皇居1周にもチャレンジしてみたい」と思うようになり、彼女は仲間を募ることもなく、ひとりで皇居1周走る日をつくりました。
しばらく時が過ぎて、ある日、男性から声をかけられ、一緒に走るように。彼もまた一匹狼で仲間をつくらず走っていたそうで何度も見かけたから声をかけたと話していたそうですが、その彼は今、旦那さんになっています。
小さな一歩が実はあとから振り返ってみると大きな一歩になっていたことはたびたびあります。なかなか出会えないと嘆くのではなく、今の自分を高めるために新しいことにチャレンジするだけでも流れが変わります。
宅配便のやりとりで恋が生まれる!?
学生時代の友人もずっと独身で仕事に夢中になっていました。ところがそんな彼女でもふとしたときに「パートナーがいたら」と思うときはあったそうで、それまではすっぴんで宅急便を受け取っていましたが、人と接するときはちゃんとメイクしておこうと思ったそうです。
彼女はネットショッピングが趣味、さらに個人的にネットショップも運営していたので、もしかしたら他の人よりも宅配便のお兄さんとのやりとりが多かったのかもしれません。
何度かやりとりを続けているうちに、少しずつあるお兄さんと会話するようになり、打ち解け合っていましたが、さすがにお互いに立場上、連絡先を交換するわけにはいかず、彼女もどうしたらいいのかわからなくなっていました。
ある日ふと思い立って彼女が近くの神社へお参りしたときに、なんとあの宅急便のお兄さんもひとりでお参りにきていたのです。お互いに顔はよく知っていましたから、たまたま会った瞬間に意気投合。彼もお仕事ではなくお休みだったので連絡先を交換する流れになって今は夫婦で幸せに暮らしています。
コロナ禍以降でも新しいご縁が舞い降りてきている人はたくさんいます。大切なのは、どんな状況であっても今を楽しむこと。何かアイデアを思いついたらちゃんと行動に移すことによってその先に彼が待っているのです。 コロナ禍を理由に後ろへ下がるのではなく、今だからできることを探してどんどんチャレンジしましょう!
構成・文/山口 恵理香