2人きりでは会うし、デートもする。ときどき手が触れそうになると慌てて彼の手を振りほどいて、冷静な自分を一生懸命保っている…。恋人に昇格できない日々が続くと、彼と会うことさえもストレスの原因に。そもそも、なぜ恋人にしてもらえないのか、その原因を考えてみましょう。
彼の中で覚悟が決まらない
2人きりで会うということは、彼なりにあなたに対して気持ちがある証でもあります。なかなか進展しない最大の理由は彼の中で覚悟が決まらないからかもしれません。
過去に本気で結婚を意識した彼女がいた、または長く交際していた彼女がいた、過去に引きずられてしまっている状態なら、どんなに2人の関係が深まっていても前に進ませようとしないでしょう。
なぜなら彼は再び傷つくことを誰よりも恐れているからです。もしかしたら彼のタイプによっては今の関係が一番傷つかずに済むと考えている人もいるでしょう。
過去の恋から卒業できない
ただ過去を引きずっているのではなく、なかには本気で元カノとの復縁を望んでいる人がなかにはいます。時間があれば元カノのSNSをチェックしたり、寂しくなるとつい連絡してしまったり…。
そんなときにたまたまご縁があってあなたと出会ったとしても、あくまでも本命は元カノであって、元カノに振り向いてもらえない寂しさを彼はあなたで埋めている可能性が高いでしょう。
彼の勝手な都合に振り回されているなら、もうこれ以上会わないと決めるか、もしくは元カノに対する想いを整理してほしいと伝えるしかありません。
彼としては特定の彼女をつくるつもりがない
彼の性格や考え方次第では、そもそも特定の恋人をつくる予定は一切ないのかもしれません。それが彼にとっての恋愛における方針で、常に自由を求めている可能性すらあります。
もしかしたら結婚さえも考えていないかもしれません。今はライフスタイルも多様化してきているし、彼も最先端を歩もうとしているのでしょう。しかし、今の段階でお互いの価値観が違うならこれからも一緒にいることはできません。おそらく彼の価値観を無理やり変えようとすればするほど距離を置かれるはずです。
実は彼女がいる
2人きりでは会うのに昇格してもらえない理由、それはすでに本命がいる場合も。つまりいつの間にか自分が浮気相手になっている可能性も否定できません。出会った瞬間からお互いにフリーだと思っていたはずなのに、実はすでに彼女がいるパターンは意外とよく耳にします。
浮気なんてするつもりがなかった人にとっては、ものすごく衝撃的な展開ですよね。彼女がいても2人きりで会うかどうかは個人の自由ですが、おそらくこれ以上一緒に過ごしていても、彼にとってはあくまでも彼女が一番なのでしょう。
2人きりでは会うのに昇格できない状況が続いているなら、自分の未来のために何かしら行動に移す必要があります。まず自分たちの関係が白なのか黒なのかをはっきりさせるために気持ちを伝えたり、さりげなく彼の考えを聞いてみたりすることから、はじめましょう。少しでも怪しいと思ったら、そのまま無理やり前にだけは進まないように気をつけて!
構成・文/山口 恵理香