【憧れの職業密着】ハーブの力で人を笑顔に! ハーバルライフスタイリストってどんなお仕事?

様々な職業のお仕事内容をクローズアップして、“なりたい自分”のヒントをもらう連載企画第11回目。今回は、“ハーバルライフスタイリスト”をピックアップ。ハーブの力で人を笑顔にしたい!と語る「ヴェルソー」の村田さんに、お仕事についてたっぷりお話を聞いてきました!


ハーバルライフスタイリスト・村田さん

【 Profile 】

Name:村田美沙(28歳)
S h o p:Verseau(ヴェルソー)
Period:3年目(※1)

地元である愛知県の大学を卒業後、繊維商社に4年半勤務。会社に勤めているときにハーブに出会いフィトセラピーの資格を取得しヨーロッパへハーブを学ぶための旅へ。2018年1月よりハーバルライフスタイリストとして、衣食住に寄り添ったハーブの活用法を伝える活動を始める。

(※1)歴は2020年8月時点

 

“ハーバルライフスタイリスト”ってどんなお仕事?

—ハーバルライフスタイリストのお仕事とは…
「ハーブやエッセンシャルオイルなどの植物を使って身体を整える、植物療法を用いたお仕事です。一般的に植物療法士やセラピストと呼ばれる職業に近いのですが、衣食住のライフスタイルに寄り添った提案がしたい!と思い、ハーバルライフスタイリストと自分で名付けました。契約させていただいている農園のハーブをブレンドしたハーブティーを販売したり、ハーブ関連のイベントに出演したりしています」。

 

会社勤めからフリーランスへ。
知りたいと思ったら即行動!

—ハーバルライフスタイリストを目指したきっかけ…
「会社勤めをしていた頃、体調を崩したり身体が重たいと感じることが多くなり、学生時代とは違う体調の変化に戸惑っていました。この身体の不調を薬を飲む以外の方法で整えられないかと調べたときに、植物療法というものがあることを知ったんです。ハーブやエッセンシャルオイルについて勉強をしていくうちに、人に伝えてみたいという思いが強くなり、ハーバルスタイリストになることを決意しました」。

 

—学んだこと・準備したことは?
「一般社団法人が運営しているフィトセラピー講座を受け、認定資格を取得。私は、ハーブとエッセンシャルオイルについてバランスよく学べる講座を選んで、基礎的な知識を得ました!
資格を取得した上で、ハーブについてもっと深く知りたくなり、植物療法のルーツであるヨーロッパへ半年間、バッグ一つで旅に出ました。ハーブ畑で収穫の作業をさせてもらったり、身近にハーブのある生活を体験して、日本人に取り入れてほしい思う文化がまだまだあることを痛感! 私が体験したことをたくさんの人に広めたい!と思うようになり本格的に活動するようになりましたね」。

 

—日本とヨーロッパでのハーブへのイメージの違いって?
日本では、あまり取り入れられていないハーブですが、ヨーロッパでは日常的に使用します。例えば、パリやロンドンには植物専門の薬局があり、日本にはないハーブやエッセンシャルオイルが手に入れられたり。虫除けのオイルや生理痛に効くオイルなど、それぞれの家庭で調合して薬の代わりに日常的にハーブを使っている姿を見かけることが多かったです。文化の違いではあると思うけど、植物療法のルーツの地だけあって、子供から大人まで深く浸透しているなと感じました!」。

 

村田さんが販売しているのはどんなハーブティー?
「朝にオススメの“Akeru”と、夜にオススメの“Kureru”という、2種類のハーバルドリンクを販売しています! どちらのドリンクもお湯出し&水出しOKで、冷めても美味しい渋くなりにくいハーブを選んでブレンド。すべて国産のハーブを厳選して作っています。そして、パッケージにもこだわりがたくさん! 海外のお菓子の箱みたいなデザインをお願いして描いてもらいました。キッチンに置いても可愛いし、プレゼントにもオススメです」。

 

—ハーブはどこで仕入れているの?
「日本全国のハーブ農家さんから仕入れています! 人と人とのコミュニケーションがとても大事だと思うので、実際にお会いしに行ったり、電話をしたりして、どういう人が育てているのかを知った上で選ぶようにしています」。

 

人と人とのの関わりを大事に
ハーブを通じて誰かの笑顔を見られるのが嬉しい!

—ハーバルライフスタイリストのお仕事の魅力は何だと思いますか?
「たくさんの自然と触れ合えること! それに、自分が大好きなハーブを通して、人を笑顔にできるきっかけを作れることが魅力だと思います」。

 

—お仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?
「農家さんとの関わりがすごく楽しいです! 私は生産者ではないので、農家さんがいて初めてお客さんにハーブの良さを伝えることができます。生産者さんと良い関係を築くことは、お客さんにより良いものを届けられることに繋がるので、とても大切にしています」。

 

—逆に大変なことは何ですか?
「フリーランスで一人で働いているので、寂しいなと感じるときが多々あります。人手が足りなかったり、意見を交換しあったりできる相手がいたら良いのに…と会社勤めをしていた頃のことを思い出します」。

 

—仕事をするときに気分が上がるアイテムはありますか?
「エッセンシャルオイルや香水を常に1つは持ち歩くようにしています。香りって、見たり聴いたりするよりも一番早く脳に伝わるみたいで。ちょっと香りを嗅ぐだけですぐにリフレッシュできたり、気分が上がります」。

 

 

何事も行動あるのみ!
ハーブがもっと身近になる

—ハーバルライフスタイリストに向いている人は?
「人に伝えるお仕事なので、人と接することが好きな人が向いていそう! それに、どうやったら楽しく心地良く仕事ができるだろうと考えたりするのが好きだったり、好奇心のある人が良いのかなと思います」。

 

ー今後の夢はなんですか?
「今は自分に近い世代へ向けた提案をしているのですが、次世代を担う子供達にもイベントやワークショップを通じて伝えて行きたいです。世の中のハーブについてのイメージって、男性が近付きがたかったり、少し年齢層が高い方が好むみたいなものがあると思うんです。子供達にはそんな固定概念にとらわれず、身近に感じられるきっかけを与えられたらいいなと思っています」。

 

ー将来を考える読者へ向けてメッセージをお願いします
「私は学生時代にやりたいことを素直にやっておけばよかったと後悔しています。お金の面や就職に影響するからなど色々考えすぎて諦めてしまったことがいくつかありました。本当にやりたいことをやっていれば、後々自分の身にもなると思うので、今、学生の頃の後悔を胸にやりたいことをなるべくやろう!という気持ちで仕事をするようにしています。
好きなことを仕事にした方が良いという訳ではなく、好きなことがあるということは、仕事にもプライベートにもプラスの影響があるから良いことだと思います。なので、ぜひ〇〇が好き!というのを口に出したり、行動にうつしてみて欲しいです!」。

 


撮影/渡邉まり子
構成・文/大西美音