恋愛は悪いことじゃない。なのに恋の方法は、親も、先生も教えてくれない。そこでSNSで大人気の恋愛コラムニスト「浅田さん@令和の魔法使い」が先生になって教えます。今回は恋愛ができないときの対処法がテーマです。学校ではゼッタイに教えてくれない乙女学のスタートです!
お嬢さん。
いまいち恋愛ができないときってありますよね。まわりに男性がいたり、アプリや合コンに参加してもドキドキできない感じ。「ずっとこのままなのかな」と、あせってしまいます。
ご安心ください。今回は、そんなときの対処法をお教えしますから。大人が「もっと早く知りたかった…!」と悔しがるくらいのものをお伝えしましょう。
さあ、一生忘れられない恋の授業をしよう。
■本日の授業「恋愛ができない」から脱出する方法
それでは乙女学の授業をはじめます。
今日の内容は「恋愛ができない」から脱出する方法です。さっそくですが、このシンプルな公式をご覧ください。
〝自分の気持ち < 相手を知ること〟
これは【コミュニケーションの第一歩の公式】です。
というのも、つい私たちは気をぬくと自分のことばかり考えてしまうから。
そのままでも憧れの先輩や芸能人にドキドキできるかもしれません。しかし本当の意味で、恋愛をはじめることはできないのです。その段階にいくには、まだ、すべきことがあるから。
それは「他人に興味を持つこと」です。 |
はいここみんなプラチナ色のアンダーライン!!
日常を生きていると、つい世界には、自分の気持ちしか存在していないような感じがしますよね。まわりは全員背景みたいに。しかし、それは違います。まわりの人も毎日考えて、なにかを感じているわけですから──貴女と同じように。
・なにを考えているのか?
・なにを感じているのか?
・なにが大切なのか?
・なにで傷つくのか?
そこに想いを馳せること。これが「他人に興味を持つ」ということなのですよ。
その上で「質問」しましょう。
相手を知ろうとするとは質問をすることなのです。ふと疑問に浮かんだり気になったことをたずねましょう。ぎこちなくてもOKです。質問されて嫌な人はいませんから。
そして大事なコツがあります。たとえば趣味をたずねるにしても、
「どうして始めたの?」
「どんなところが楽しい?」
──といった掘りさげる質問をすること。
その答えを聞くと、さらに質問したくなるかもしれません。どんどん繰り返しましょう。もちろん答えについて「それってこういうことですか」「私はこう思ってんですけど」と感想をそえてもいいと思います。ちゃんと聞いているアピールも重要です。
これをトランプゲームに例えるなら「相手の手札を意識しよう」というわけです。そのためには、いったん自分の手札(気持ち)をみつめるのをストップしなくてはなりませんよね。そこから顔をあげると──いろんな発見があると思いませんか? いつのまにかあなたのコミュニケーション力も上がっているはず。
まわりの人間を知るほどに感じることがあるでしょう。いろいろ考えさせられるでしょう。そのたびに貴女の心はゆれるはずです。なぜかドキドキして──他人とのやりとりのなかで感情を動かしていくわけです──それが恋愛の第一歩なのですよ。
むずかしくて恥れくさいのはわかります。
しかし勇気をだして、他人に興味を持てた乙女こそが、恋をはじめられるのですよ。
本日の乙女学の授業はここまで。
お嬢さん、素敵な女性になろうね。
■乙女学ノート
【コミュニケーションの第一歩の公式】
自分の気持ち < 相手を知ること
他人に興味を持って、相手がどんなことを考えているか質問してみよう!
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