注目クリエイターvol.12 なにこれ作家・高田和嘉さん

古着・ハンドメイド・リメイクが大好きな編集Oが、オススメのクリエイターを紹介する連載。
今回は、ポップなデザインがクセになるスマホケースを作る、高田和嘉さんにお話を聞きました。


なにこれ作家・高田和嘉さん

名前 高田和嘉(たかだ わか)
年齢 30歳※2020年2月16日時点
作っているもの スマホケース、雑貨
活動を始めて 9か月
※2020年2月16日時点

 

『 WIT(ウィット) 』

_ブランドのコンセプトは?
「ブランド名のWIT(ウィット)とは、What is this の略のこと!
自分自身が『なにこれ?』って思ったり、ちょっと不思議だなと思うものに惹かれることが多いんです。WITのアイテムを見てくれるお客さんたちにも同じように『なにこれ! どうなってるの?』って興味を持ってもらえるようなものを心掛けて作っています」。

 

_どんなアイテムを作っているの?
「主に、自作のパーツを取り付けたスマホケースを作っています。
なにこれ?って気になるような、目を惹くデザインと色みが特徴! 最近だと “good boy” という犬のケースが人気です」。

good boy


_作品を作り始めたきっかけは?
「裁縫が得意な母の影響で、小さい頃からものを作ることが好きだったんです!
その後もずっと作ることが好きでファッションの専門学校に進学。卒業後は子供服のデザイナーを8年間やっていました。そんな中、違うことを始めたい! と考えるようになり、一昨年の8月に思い切って会社を辞めました。自分で何か作りたい! と思って見つけたのがポリマークレイという素材。いろいろ試行錯誤してできたのがスマホケースでした」。

 

_ブランドを始めたきっかけは?
この最初に作ってみたiPhoneケース、友達が『なにこれ、私も欲しい!』と言ってくれたんです。とても好評だったのでこれを売ってみようと思ってブランドを立ち上げました。

 

_すぐ売れるようになった?
「そう簡単にはいかなかったです。最初、ハンドメイドサイトのクリーマで販売してみました。
でも全然売れなくて、3か月くらい放置していたらクリーマからメールが! 『特集でぜひ取り上げたいので新しいデザインを10個作ってほしい』と言われたんです。とりあえずやってみようと思って2種類から一気に10種類まで増やしました。そこから徐々に売れるようになりましたね」。

 

作品作りについて

_どうやって作っているの?
「ポリマークレイという、焼くとプラスチックみたいに固くなる素材を使って作っています。
よくチューブ状のものを切って使っていると思われるんですが、違っていて…。粘土をしっかりこねて自分でチューブ状に整えています! 自分で描いたイラストの上に乗せてバランスを決めたら、オーブンで焼いてパーツを作ります。それをケースに固定したら完成です!」。

 

_デザインの参考にしているものはありますか?

「身近なものからアイデアをもらうことが多いです。
例えば本の背表紙。柄が可愛くて何かに応用できないかなと考えた結果、ダルメシアンに! 銭湯が最近流行っているから“ゆ”のスマホケースやバッグを作ってみたり…。日常の生活が作品作りのヒントになっています」。

 

_作家1本で生活されていますか?
「1本ではないです。
クリエイター活動とは別で、アクセサリーを制作する仕事と、飲食店で週1、2回のアルバイトをしています」。

 

_思い入れのある作品は?

 “ice cream”というスマホケースです。
クリーマに10種類のケースをお願いされたもののひとつ。当時サイト内でピックアップもしてもらえて、いちばん人気の商品になりました。このデザインができたのは、友達と行ったムーミンパークがきっかけ。カフェにあったケーキがすごく可愛くて…。ケーキみたいにシンプルで可愛いものを私も作りたい! と思うようになりました。

 

_仕事をする上で、大変だなと思ったことは?
「新しいものを出し続けなければいけないところです。
ずっと同じものを売っているとお客さんは飽きてしまうから、考えていくのが大変だなと思います。新しいのを作らなきゃって考え込むと出てこないけど、お風呂に入っているときとかふとした瞬間にああいうの作ったら可愛いかもって思うことが多いです」。

 

_嬉しい、楽しいと思ったことは?
「お客さんからのレビューがいちばん嬉しいです!
『届きました!』『ありがとう!』だけでも十分嬉しいのに、ここがこう良かった、どこがどう好きですって言ってくれる方が多くて、頑張ろうという気持ちになれます。
最近嬉しかったのは、去年ケースを買ってくれた方が先月機種違いの同じ柄のものを注文してくれていて。何だろうと思ったら『すごく気に入ったから、新しい機種でも同じのを使いたい』と言ってくれたことですね。ブランドを続けていてよかったなと思いました」。

 

これからについて

_大事にしていることは?
「お金を払ってもらっているから、払った以上の価値を感じてもらえるようにと想いを込めています。ステッカーや手書きのメッセージを添えて贈ることで少しでも嬉しい気持ちになってもらえたらいいなと常に思っています」。

 

_ブランドの目標は?
「直接お客さんに会って販売することが今年の目標!
今はネット販売のみなので、お客さんに会ったことがないんです。レビューでありがとうございますって言ってもらえるのも嬉しいけど、直接お話したいし手に取ってもらいたい! 今年はイベントに出て、もっとWITのことを知ってもらえる機会を増やそうと思っています」。

_最後に一言!
「何か始めたい人は、一歩踏み出す勇気よりも始めたことを続けていくやる気の方が必要だと思います。何かをやり続けるって本当に難しいことで。やめようと思ったらいつでもやめられることを続けていく事が大事です。続けていたら見てくれている人は絶対にいるし、ちょっとずつ世界が広がっていくと思うんです! 会社員とは違って、在宅での仕事はダラダラしてても誰も注意してくれません。自分で自分を奮い立たせて努力できる人がきっと活躍できる人になるんじゃないかなと思います」。

 

お話を聞いてみて…

友人が高田さんが作ったスマホケースを使っているのを見て、WITというブランドを知りました。ブランド名の通り「なんだこれ? 可愛い!」と思わず言っていました。ネオンサインのようなパーツとデザインがほかでは見なくてかぶらない。スマホケースって誰ともかぶりたくないもののひとつ。クリアケースにステッカーを挟むのが流行っているけど、ちょっと個性的なものが好きな子たちの間で人気が出るのでは? と感じました。これからの高田さんの活躍に期待しています!(編集O)


【WIT(ウィット)】


 Instagram:@wit___whatisthis
minne:@what-is-this
Creema:whatisthis

 

 

撮影/渡邉まり子
構成・文/大西美音