まだまだ寒いですが、たまには外に出て、おいしいパンを片手にのんびり時間を過ごすのはいかがですか? 本企画では、mer編集部が厳選したイートインができる穴場のパン屋さんをご紹介。第1回目は代々木上原にある「カタネベーカリー」に取材してきました!
訪れる人をあたたかく迎え入れてくれる「カタネベーカリー」
今年で創業18年目を迎える「カタネベーカリー」。閑静な住宅街に位置した店舗ながら、平日・休日問わず店外まで長蛇の列ができるほど大人気のパン屋さんです。
それもそのはず、店内には、焼きあがった順から約80種類以上(※日替わりを合計すると100種類以上)ものパンがずらりと並ぶのです。道路までほわほわと漂う香ばしいパンの香りに、思わず足を止めてうっとりしてしまうこと間違いなし。
「誰でも気軽に入りやすい雰囲気を大切にしており、ガラス貼りにして外から店内の雰囲気が見えるようにしています。僕らも働いていて気持ちがいいですね」と語るのは、オーナーの片根大輔さん(以下、片根さん)。

コンセプトは「上質なものを日常に」。「『お客様と生産者を繋ぎたい』と感じており、生産者の顔が見える取引を大事にしています。パンに使う小麦を実際に畑でつくってみたり、スタッフ全員で生産者に会いに行ったりもしているんですよ」(片根さん)
厳選素材を使用! カタネベーカリーのおすすめパン
国産小麦100%、レーズンやナッツはオーガニックのものを使用。品質に徹底的にこだわり抜きながらも、100円台〜200円台とリーズナブルなパンが多いのも、カタネベーカリーが長く愛される理由のひとつ。

特におすすめは、「田舎パン」「クロワッサン」「パンオショコラ」「シュークリーム」とのこと。早速いただきます!
「田舎パン」は、小麦の香りがほんのり漂うシンプルなカンパーニュ。やわらかく口あたりがよいのも魅力です。オリーブオイルや岩塩でシンプルにいただいたり、ジャムと合わせても◎な万能選手!
「クロワッサン」と「パンオショコラ」は、外はカリッと、中はじゅわっとした味わいが楽しめるバランスが良いパン。重すぎないので、食べていて飽きることがありません。
注文を受けてからひとつひとつクリームを搾りいれてくれる「シュークリーム」は甘すぎないクリームとふわふわパンの相性が抜群です。
焼きたてあつあつのパンが楽しめる狙い目の時間は平日の朝7:00〜。6:30から並ぶお客さんもいるとのことなので、気になる方は少し早めに来店するのがおすすめですよ!
訪れる人の日常生活に溶け込むパン屋さんのパン。ひと口頬張ると、確かな幸せの味を感じます。こわばった身体がやさしくほぐされるような気持ちになるお店。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
【SHOP INFO】
「カタネベーカリー」
- 住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原1丁目7−5
- 営業時間:7:00~18:00(ベーカリー)/7:30~18:30 ※L.O18:00(カフェ)
- 定休日:月、第1、3、5日曜日
- ※7:30-11:00 ,15:00-18:00の時間はワンドリンクのオーダーでイートイン可。ランチタイム(11:00-15:00)はイートイン不可
写真・文・構成/高橋まりな