【憧れの職業密着】人気上昇中! ”WEBデザイナー”のお仕事って?

様々な職業のお仕事内容にクローズアップして、“なりたい自分”のヒントをもらう連載企画第6回目。今回は、“WEBデザイナー”をピックアップ。merWEBのデザインを手掛ける印東真由実さんにお仕事の魅力をたっぷり聞いてきました♡


WEBデザイナー・印東真由実さん

  【 P r o f i l e 】 

 N a m e : 印東真由実
 A g e  : 36歳
P e r i o d : 15年 (※1)


短期大学の秘書課を卒業後、デザインに携わる仕事がしたいとアルバイトでWEBデザイナーの仕事を始める。その後フリーランスとして活動開始。30歳で一度仕事を辞め、早稲田大学 文学部 学芸員資格過程 夏季集中講座(※2)にて日本美術やアートについて基礎から学び、現在はWEB制作会社でWEBデザイナーとして活躍中。merでもサイトや記事のデザインを担当している。

(※1)WEBデザイナー歴は2019年12月時点
(※2)2018年度で講座終了

 

“WEBデザイナー”のお仕事

ーWEBデザイナーのお仕事とは…?
「名前の通りですが、WEBサイトのデザインを行っています。お客様が
何のためにWEBサイトを作りたいのか、ページの中で何を一番に伝えたいのか。そういう点を踏まえて、WEBサイトのレイアウトを考えたりデザインを作ったりするのがWEBデザイナーのお仕事です」。

 

高校生のときに買ってもらった
1台のパソコンがきっかけに。

ーWEBデザイナーになろうと思ったきっかけは何ですか?
「子どもの頃はWEBも今ほど発達していなかったので、WEBデザイナーというよりは漠然とデザイナーに憧れていました。絵を描くのが好きだったから、お洋服のデザイナーとかを想像していたんじゃないかな。WEBデザイナーになりたいと思ったのは高校生のときです。父親に買ってもらったパソコンで、初めて自分でWEBサイトを作ってみたんです。もちろんコードは全てコピー&ペーストして見よう見まねで作ったのですが、それがとても楽しくって。もともとデザインに興味を持っていたこともあり、WEBデザインのお仕事をしてみたいと思ったのがきっかけでした」。

ーその後、どのようにしてWEBデザイナーになったのですか?
「一度WEBデザイナーに興味を持ったものの、その後ドラマの影響で秘書に憧れて、短期大学では秘書課を専攻したんです。でも学んでいくうちにやっぱり違うなと感じるようになって、大学卒業後にWEBデザインを学べるスクールに通いました。そこでアルバイトも募集しているということで『やってみない?』と声をかけていただいたのが、WEBデザイナーとしてのスタートでしたね。そこからは、実績を作っては次の案件に挑戦する、というように色んな制作会社さんにお世話になってステップアップしていきました」。

ースクールではどんなことを学んだのですか?
「コーディングと言って、どういうふうにWEBサイトが作られているのかという骨組みをまず学びました。それからフォトショップやイラストレーターといったWEBデザインに必要なツールの基本的な使い方を教えてもらいました。スクールで基礎知識を身につけられたからこそ、その後の制作にも役に立っています」。

 

WEBデザインはイメージを形にするお仕事。
引き出しは多い方が良い。

ー今の制作会社ではどのようなお仕事をしていますか?
「merWEBのようなファッションを始め、様々なジャンルのWEB制作を担当しています。フリーランスでは出会えない多岐にわたるお客様とお仕事ができるのが制作会社の魅力です。チームで動いているので、何か問題が起きたときにも相談したり、一緒に解決したりというのができるのでとても心強いです」。

印東さんが描いた、会社のメンバー紹介のイラスト

「私はデザイン以外にも写真の加工やイラストを描くのが好きなので、会社のメンバーを紹介するアバターを描いたりもしています」。

 

ーお仕事をされる中でやりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?
「WEBサイトが完成して、お客様に喜んでもらえたときはとても嬉しいです! デザインはただかっこよかったり可愛ければ良しではなくて、お客様の要望をいかに見る人に届けられるかがとても重要。WEBデザイナーはその要望をどうすればちゃんと届けられるかというところをすごく考えます。もちろんスムーズにいかないこともあるのですが、その分希望に沿ったWEBサイトができたときは達成感がありますし、お客様に喜んでもらえると、なおさらやりがいも感じます」。

ー逆に仕事について悩んだり、大変さを感じるときは?
「お客様のイメージを明確にくみ取ることはやはり難しいです。最初から具体的なイメージを共有できると良いのですが、そうではなくふわっとしたイメージだけだと、お客様の意図したいことを掴みづらいです。『可愛い』というワードだけでも、みんながイメージする『可愛い』って一人ひとり違いますよね。WEBデザイナーはお客様のイメージを形にしていくお仕事なので、そのギャップをいかになくしてきちんと形にできるかというのは難しくもあり楽しさでもあります。だからこそ、普段から丁寧にヒアリングをして相手のイメージに寄り添うというか。できれば相手の期待を超えたいと思っているので、自分の引き出しを増やすことも必要だなと。そういう意味でも普段からコミュニケーションをしっかりとって着地点を共有しやすいようにしています」。

ーオンオフの切り替えはどのようにしていますか?
「ここ最近は週に1回のボクシングが楽しみです! 平日にボクシングに行く日は周りにも『この日はボクシングがあるので定時に上がります!』と宣言して帰るくらいなのですが、そうすることによって仕事とプライベートのメリハリも出来ている気がします。だらだらと残業をしても良いものができるとは限らないし、時間を決めてやることで気持ちもリセットされてよりクリアな判断ができているなと。暦通りの週休2日なので、お休みの日も楽しんでいます!」。

ーWEBデザイナーとして仕事をするうえでのこだわりや気を付けていることはありますか?
「お客様の要望をきちんとデザインに反映できているか?という視点は常に持っています。自分のための作品を作っているわけではないので、お客様がこうしたいというイメージや、ユーザー目線でのサイトの見えやすさや使いやすさを考えることがとても大切なんです。例えば、スライドして開ける引き戸にドアノブがついていたとしたら、『あ、押して開けるのかな?』と思ってしまうじゃないですか。そういう使ったときの違和感や誤差が生まれないようにデザインを作るときにも気を配っています。ただ、使い勝手を気にし過ぎるあまりに完成したものが可愛くないとテンションが上がらないので、機能性と見た目のバランスも大切です(笑)」。

ー日々、スキルアップやインプットのためにしていることはありますか?
「WEBサイトはもちろん、雑誌や映画などあらゆるデザインをチェックするようにしています。ポスターもとても参考になりますよ。『どういう表現をしているのかな?』という視点で、色みや光の使い方、写真のトリミングの仕方といったところを見ていますね。どうしても自分の好みに寄っていってしまうので、引き出しを増やすためにも普段は選ばないような作品もなるべく見るように意識しています! 色んな作品に触れることによって視野が広がるのは、勉強になるし楽しいと思います」。

 

WEBデザイナーの一歩は、
自分の好きを知ること。

ー印東さんが考える、WEBデザイナーになるのに大切なことや向いてる人は?
「好奇心が旺盛な人が向いているんじゃないかな。デザインへの興味は大前提ですが、『これって何だろう?』という好奇心や探求心をずっと持ち続けられる人はすごく良いと思います。デザインに求められる見た目の良さ、実際の使い心地、読みやすさを考えて作るには、使う人の気持ちも分かっている必要があると思うんです。この企業はどういう会社で、どういう仕事をしているのかなど、お客様の背景を知ることもデザインのヒントになります。それを知るためには、日々の積み重ねがすごく大切なので、やはり好奇心・探求心が枯れない人が向いていると思います」。

ーこれからWEBデザイナーを目指す人におすすめしたいこと
「とにかく色んなサイトや作品を見ることだと思います。自分が触ってみて、このサイトは読みやすいなとか使いやすいなという感覚を掴むことがまずは大事かなと。自分もいちユーザーとして、違和感なく使えるデザインを作れたらいいですよね。私は、いいなと思ったサイトをあとから参考にできるようにメモしています。クリックボタンのサイズ感や、フォントのサイズ感は他のサイトを見るだけでもとても勉強になりますよ!
あとはHTMLといったコーディングやフォトショップでの写真加工、イラストレーターでのイラスト作成などデザインに関するツールを使いこなせていれば、デザインの幅が広がるので良いと思います」。

 

みんなに「デザインって楽しいな」と思ってもらいたい。
そう思えるチーム作りを。

ー今後の夢はなんですか?
「子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、どんな人が使っても違和感なく使える居心地の良いWEBサイトを作れたらいいなと思います。さらにそれをチームとしてできたら嬉しいですね。これまでは自分のスキルアップに注力してきた期間だったのですが、今はチームのマネージメントにも携わるようになったので、良いチームを作りたいなと思っています。制作の過程で行き詰まったとしても、相談して一緒に乗り越える。そしてお客様の期待を超える制作をする。そんな風にチームのみんながコミュニケーションを活発にとれたり、一緒に問題解決ができて、やっぱりデザインって楽しいよね!と思えるようなチームになれたらいいなと思います」。


ー将来を考える読者へ向けてメッセージをお願いします

「もし将来の選択に迷っているとしたら、たぶんそれは自分に可能性があるからこそだと思うんです。だからその可能性を信じて一回思い切ってやってみていいんじゃないかな。一度でも自分で触れたり経験したりしてみて『あ、なにか違うな』という結果が出たとしてもそれはそれで大きな成果ですよね。自分の好きなことや得意なことを若いうちから分かっているとそれが強みになりますから。もし過去に一度トライしたことでも何年後かにやってみたらうまくいく可能性もありますし。だから今、自分が興味を持っているものがあればぜひ挑戦してみてください!」。

 

【撮影協力】
「cafe WALL
住所:東京都新宿区新宿3-9-5-3FB
営業時間 :[月-木]12:00~23:00、[金]12:00~23:30
[土]11:30~23:30、[日]11:30~22:00

 

撮影/渡邉まり子
構成・文/平木彩夏