スコーンがおいしいとっておきカフェ Vol.3 根津「COUZT CAFE(コーツトカフェ)」

都内で絶品スコーンが堪能できるお店をmer編集部がピックアップしてご紹介。第3回目は根津にある「COUZT CAFE(コーツトカフェ)」に伺いました。
オーナー自ら生産者の元に訪れ、こだわり抜いた食材やコーヒー豆を仕入れている同店に迫ります。

「ゆっくり長く過ごせること」に重点を置いたインテリア

もともと、WEB制作会社でデザインの仕事をしていたオーナーの椿ひとみさん(以下椿さん)。かねてより「ギャラリーを併設した小さなカフェを開きたい」と思っていたところ、知人づてにスタッフ募集の話をいただき転職を志したのだとか。

「自分の目で見てひとつひとつ気に入ったものを選んでいる」という店内のインテリア。既製品や大量生産品にはない魅力がたっぷりつまっています。

「店内に使用しているテーブルの中には、廃材だったものもあります。古家具屋さんで見つけて、脚をつけていただき再利用しているんですよ。また『ゆっくり長く過ごせること』をコンセプトにしているので、なるべく大きめで深く座れる椅子を選んでいます。8〜9時間過ごされる常連さんもいらっしゃるんですよ」(椿さん)

BGMは、来店されるお客様やお店の雰囲気を見ながらスタッフの方がCDをセレクト。

「お茶を飲みながら気持ちよく過ごしていただけるような音楽を流しています。近隣のレーベル会社と提携していてCDはご購入も可能なので、気になったらぜひスタッフに話しかけていただけたら嬉しいです」(椿さん)



定期的に作家さんの展示が行われており、その度に雰囲気が変わるので何度も足を運びたくなってしまうこと間違いなしです。

リッチなスコーンとオーガニックコーヒーのマリアージュを楽しむ

一押しメニューは、「全粒粉スコーン」(280円〜300円。プレーンと、時期により異なる具材を楽しめるオリジナルの2種)。



サクサク、ほろほろと口の中で溶ける食感と、今まで味わったことのないリッチな甘みが特徴的な贅沢スコーンです。

「『風味よく食べられること』を意識しており、タルト生地などに入っているアーモンドプードルをふんだんに詰め込んでいます。ここまでスコーンに使用している店舗さんは、なかなか少ないのではないでしょうか」(椿さん)

そんなスコーンの味を引き立ててくれるのが、「オーガニックブレンド珈琲」(500円)。コクがあり、まろやかな味わいです。「COUZT CAFE(コーツトカフェ)」では「生産者との顔の見えるやりとり」を大切にしており、厳選した3社からオーガニックのコーヒーを仕入れているのだそう。

「千葉の『Slow Coffee(スロウコーヒー)』、巣鴨の『Honey Beans(ハニービーンズ)』、東京の『ミカフェート』さんとお取引しており、コーヒーが苦手な方でも飲みやすいような味わいになるように淹れています」(椿さん)

「社会から見えていないことはたくさんあると思っていて。たとえば、普段食べているお肉はどこから来ているのかだとか。今目の前にあるものは決して当たり前ではないので、それを実感するためにも自分自身の目で見て触れて、生産者の方一人一人とお話することを大切にしています」(椿さん)

「日常を忘れてゆっくり自分と向き合ったり、誰かとお話する時間を過ごしていただけたら」と語る椿さん。
「COUZT CAFE(コーツトカフェ)」のスタッフさん全員でつくっているという「COUZT SHINBUN」を手にとって眺めるのも楽しいひととき。
ここでしか味わえない特別な時間を、ぜひゆっくり堪能してみてはいかがでしょうか。

【SHOP INFO】

「COUZT CAFE」

  • 住所:台東区谷中2-1-11
  • 営業時間:12:00~23:00(土日祝21:30閉店)
  • 定休日:木曜日
  • ※2020年夏頃から毎日21:30に閉店予定です

 

写真・文・構成/高橋まりな