【憧れの職業密着】一度は憧れる♡ “お花屋さん”ってどんなお仕事?

 

様々な職業のお仕事内容にクローズアップして、“なりたい自分”のヒントをもらう連載企画がスタート。今回は、お花屋さんをピックアップ。東京・清澄白河でパリスタイルのお花屋さん「バタフライデコ」を営むyocoさんに、お仕事の魅力や仕事と家庭を両立するコツなどたっぷりお話を聞いてきました。


お花屋さん「バタフライデコ」のオーナー
yocoさんって?

 

【 P r o f i l e 】 

名前:yoco

花屋歴 : 2 1年

お店 : BUTUTTTTERFLY DECO

好きな花 : ダリア・紫陽花・バンダ

大学卒業後、ホテルのブライダル部門に半年間勤める。職場内にあった花屋さんがキッカケで花に興味をもち、会社を退社。2年間花の学校に通い花の勉強をしながら、ホテルの装花室や路面店の花屋に勤務。5年後、パリに留学し、現地の花屋で1年半経験を積む。
2006年に東京・清澄白河にてパリスタイルのフラワーショップ「バタフライデコ」をオープン。パリ仕込みの花束のデザイン、お客様に寄り添った接客、こだわり溢れる素敵な店内などが評判を呼び、地元の人から愛されるフラワーショップに。

 

撮影、ブライダル装飾や店舗、会場装飾…、
お花を通して様々な場所や人と関われるのが楽しい

 

 

―yocoさんの1日の仕事の流れを教えてください。

【 1 日 の 流 れ 】


4~6時 花市場でお花を仕入れる

7~8時 朝食 

9~10時 オープン準備

10時 お店オープン

11~16時 接客や配達

 

「週3回、市場にお花を仕入れに行きます。市場から戻って、朝ごはんを食べたあと、水あげやお花の陳列などお店の準備をして10時にオープン。午前中は主に、ご依頼いただいた店舗やオフィスにお花を直接配送しに行きます。午後は、ご依頼いただいたブーケの制作やご来店いただいたお客様の接客をします。挙式会場や披露宴にお花を飾るブライダルのお仕事がある場合は、1日中結婚式場にいるときもあります!」

―店舗での販売以外にどんなお仕事があるのですか?
「結婚式やパーティ用のブーケ制作が多いです。あとは、雑誌の撮影背景の装飾や美容室、レストラン、オフィスの空間装飾など、お花が飾られている場所には大体携わります。お花を通して、様々な場所や人と関われるのが楽しいですね!」

―パリスタイルの花屋さんの特徴はなんですか?
「大きく言うと、ブーケの形と色彩が日本とパリで異なります。日本のブーケは形が縦長く、赤×黄色のように対比の色でまとめていて、形や色彩感覚が生け花寄りなんです。一方、パリはブーケの形が丸く、同系色でまとめることを大切にしています。また、日本のお花屋さんはたくさんの色を揃えて並べていますが、パリではオーナーの好みの色を多く置きます。なので、お花の色でそのお店の特徴が出ます」。

 

お花屋さんに転職したときから
自分のお店を持つのが夢だった

 

―花屋さんを開くために資格は要りますか?
「”フラワーデザイナー資格検定”や”フラワー装飾技術検定”などお花に関しての資格は様々あります。しかし、お店を開くのに必ず必要という訳ではありません! 資格を持っていなくてもお花の知識や技術をしっかり身につけていれば、お店を開くことができます」。

―yucoさんはどのような経緯でお店を開いたのですか?
「新卒で入社した会社を辞めて、お花屋さんになろうと決めたときの夢が自分のお店を持つことでした。そのために、お花の学校に通いながらお花屋さんで働きました。ファッション雑誌の様にお花にも雑誌があるのですが、その雑誌を見るうちにパリのお花屋さんに惹かれて。それで、パリに留学し、3店舗勤めてお花について勉強しました。帰国後、約1年間の開店準備を経て、パリのスタイルを取り入れた、今のお店をオープンしました。」

 

毎日キレイなお花に囲まれて
お花を眺められるのが幸せ

 

 

―花屋さんで働く魅力はなんですか?
「とにかくお花がキレイ! お花を通じて季節の移ろいを感じられたり、お花の日々の変化をそばで見られるのがとても楽しくて、幸せで…♡ やっぱり、お花屋さんの魅力はキレイなお花に囲まれて、毎日眺められることではないでしょうか!」

―働いていてどんなところにやりがいを感じますか?
「感謝や愛情、お祝い、時には悲しみ、様々な想いを込めて、皆様お花を贈ります。あくまでお花は脇役ではありますが、お花を通じて色々な方の想いを伝えるお手伝いができるのが面白いですね。また、渡した相手が喜んでくれたことを報告してくれたときはとても嬉しいです」。

―仕事で悩むことはありますか?
「悩むことはあまりないんですよ。強いて言うとしたら、ショーや店舗の装飾を頼まれたとき、時々アイデアが浮かばないことがあって…、そのときは悩みますね。そんなときは、考え続けます。一度考え始めたらそのことから離れられなくなるので、料理中や掃除中もずっとそのことについて考えちゃいます。でも、悩んでいる時間も楽しいです!」

 

お客様に寄り添い
どんなオーダーも全力で取り組む

 

―仕事をする上で大切にしていることはありますか?
「モットーは、“お客様に寄り添う”ことです。お客様に喜んでいただけるように、じっくりお話をお伺いし、その人に似合うお花を作ることを心掛けています。例えば、“500円で花束を作ってください。”というオーダーをいただいたときも妥協せず、お客様の期待以上の花束ができるよう一生懸命取り組みます。お客様が帰るとき、楽しい気持ちで帰ってもらえると、私も嬉しいです」。

―仕事を楽しむコツはなんですか?
「やはり好きであることは強いと思います。どんなことがあっても好きという気持ちがあるから楽しめます」。

―ほかのお店に負けない「バタフライデコ」のこだわりを教えてください。

■パリ仕込みの、パリスタイルブーケが提供できる

■きれいな紫、大ぶりのお花が多く揃っている


「パリにて3店舗のお花屋さんで働いて、色々と学ばさせていただいたので、よりパリスタイルに近いお花を提供できるのは強みだと思います。

パリでは、自分の好きなお花をたくさん揃える特徴があります。私は紫のお花と大ぶりのお花が好きなので、きれいな紫、そして大ぶりお花が多く揃っているのも強みではないでしょうか。」

 

家族、一緒に働く人への
感謝の気持ちを忘れない

 


―仕事と家庭を両立するコツはなんですか?
「周りに協力を仰ぐことです! 何をするにも1人だけでやるのは難しいんです。だから、自分1人ですべてをやろうとせず、家族やお店で一緒に働くスタッフさんに手助けしていただいています。そうすることで余裕が生まれて、仕事と家庭の両方をこなすことができているのではないでしょうか。そして、協力していただけるのが当たり前だと思わず、感謝することを大切にしています」。

―今後の夢は?
「以前、1度パリコレのお仕事をさせていただいたことがあるのですが、それが今でもずっと思い出で。なので個人的な夢は、またパリコレで仕事がしてみたいですね! お店の夢としては、店舗を色々なところに広げて、お花の楽しさをもっと伝えたいですね」。

 

やってみて、嫌だったらやめればいい
だから、気になったら何でも挑戦してほしい

 

ー将来を考える読者へ向けてメッセージ
「まずは何でもいいからやってみてください。今は、気になることはインターネットで調べれば答えが出てくるので、調べて終わらせることが多いですよね。けれども、調べて済ますだけではなく、実際に行動してみてほしいんです! 自分が行動してみたからこそわかることってたくさんあるんです。やってみて、嫌だったらやめればいいんです。なので、是非自分を信じて行動してみてください! あと、やっぱり好きなことって強いと思います。やりたいことが分からないときは、自分の好きなコト・モノを改めて考えるのもいいかもしれません!」


■店舗詳細

『バタフライデコ』
住所:東京都江東区白河2-9-4 深川からくり亭ビル1階
電話番号:03-6913-0808

 

撮影/忠地七緒
取材・構成・文/藤木愛