悩んでいても誰にも聞けないお口のトラブル。そんなオーラルケアの疑問や対策を、歯科医師に伺いました!今回は、気になる口臭の原因や、臭いを防ぐために日常でできる簡単ケアをお教えします。
いや~な口臭、気になったときにすぐ何とかしたい!
「もしかして今、息が臭ってる…!?」 一度気になると止まらない口臭の悩み。そもそもどうして口が臭くなってしまうのか、臭ってしまったときにはどうしたらいいのか・・・女のコの印象を左右する息について、気にならない人はいないはず。 今回も、ミュゼホワイトニング池袋院の末光妙子先生がそんなお悩みに答えてくれました!
Q.どうして口臭が起きるのですか?
A_臭いの原因は細菌です。潤いがあり、適度な温度が保たれている口の中は菌が発生しやすい場所。口の中の虫歯菌や歯周病菌、それから息の通り道となる、のどにいる菌が臭いを発しています。 臭いを防ぐためには、口とのどの細菌をしっかりケアすることが重要なんです。
Q.日頃からできる予防策を教えてください!
A_①まずは三食しっかり食べること。飲食をしないと、口の中で細菌が繁殖し放題になります。食べることによって出てくる唾液に殺菌成分が含まれていて、さらに唾液には口の中のものをしっかり押し流す働きもあります。 寝起きに口臭が気になるときは、朝食を食べて唾液を出すことで、夜の間に発生した菌を流すことができます。朝食を抜かず、三食きっちりとることは口臭予防にも効果があるんですよ。
ただし、おやつの「だらだら食い」にはご注意!口の中に糖がとどまる時間が長くなることで、細菌の繁殖タイムも長くなってしまいます。間食は時間を決めてとるようにし、さらに口の中に糖がとどまりやすいアメやチョコなどは避けたほうがよいでしょう。 ②それから、食事後の歯磨きやうがいも重要。そうすることで口の中に残っている食べ物や糖を洗い流すことができるので効果的ですよ。
Q.すでに臭いが気になってから消す方法はありますか?
A_どうしてものときは、緑茶で口とのどをうがいする方法があります。緑茶に含まれるカテキンには、菌を繁殖しにくくする効果があります。口臭の原因は口だけでなく、のどの菌も作用しているので、のどまでしっかりぶくぶくとうがいすると口の中がすっきりします。 お茶を飲むのも難しいときは、唾液を出すツボを刺激する「唾液腺マッサージ」が効果的です。そのやり方をご紹介しましょう。
お口の臭いに効く!唾液腺マッサージをマスター
「耳下腺(じかせん)」「顎下腺(がっかせん)」「舌下腺(ぜっかせん)」の三大唾液腺を刺激します。ここを押すとじわーっと唾液が出てきて、いざという時の応急処置に!
①まずは耳の前にある「耳下腺」。梅干を食べた時にきゅっと痛くなるところです。 大きな唾液腺なので、指を3本分の腹を使ってぐるぐるマッサージします。
②顎の下にある「顎下腺」。耳の下あたりで、顎の頂点からちょっと内側に入ったところにへこみがあります。そこから指をぐっと中に入れてゆっくりと押します。
③最後に舌の下にある「舌下腺」。前顎の下にある三角の骨の内側に、親指をぐいっと当てるようにします。 水も飲めず、食事もとれないときはこの唾液腺マッサージが効きます。パソコンしたり、座りながらでも自然とできるのでぜひ試してみてくださいね。
【取材協力】
ミュゼホワイトニング 池袋院 院長、末光妙子先生。
ホワイトニングケアのスペシャリストとして、またお口のケア全般について幅広い知識を持ち、メディアでも活躍。
【ミュゼホワイトニング 池袋院】
住所:東京都豊島区南池袋1-19-6 オリックス池袋ビル3F
営業時間:11時~20時(最終受付19時)
【ミュゼホワイトニング 恵比寿院】
住所:東京都渋谷区恵比寿1-12-1 CRD Ebisu 1stビル6F
営業時間:11時~20時(最終受付19時)
ポリリンホワイトニングは1本単位500円(税抜)
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