新年度の幕が開き、4月は全力疾走。休みの日も、頭の中は勉強や仕事のことを考えていたりもして、なかなか休めずにいるのでは?
学生にとっても、社会人にとっても、ゴールデンウィークは一つの目標でもあり、支えにもなっているはず。
しかし5月は、新年度の疲れがいきなり爆発するタイミングでもあります。
ゴールデンウィークが終わってからが、むしろ本番。今回は、五月病に備えて今から準備できることをご紹介します。
(★)休みの日もリズムよく過ごす
休み明けがつらいのは、きっと休みに入った途端、通常の生活リズムから離れるから。会社や学校がお休みに入ると、まず「朝に起きなきゃ」がなくなります。つまり、いくらでも夜遅くまで起きて、お昼まで寝られる状態。 気がつけば、昼夜逆転している人もいるでしょう。でも、今までのリズムを大幅に崩すと、今度は連休が終わってからが大変。お休み中のリズムから仕事モードへ切り替えるのは意外と大変なのです。 五月病対策としては、休みの日もリズムよく過ごすことが挙げられるでしょう。基本的に就寝・起床時間はずらさず、今まで通りきちんと朝に起きるのです。寝だめで寝不足を解消するやり方は、あまり推奨されていません。 休みに入っても、規則正しい生活を送るのが一番かも。
(★)自分だけのストレス解消法を見つける
一般的にはストレス解消法として知られているものも人によっては苦痛に感じる場合もあります。たとえば、カラオケはストレス解消法の中でもテッパン的な存在ですが、音痴だったり、声を出すことでかえって疲れたりと、精神的な疲れが溜まってしまうなら、ほとんど意味がないはずです。 大切なのは、自分だけのストレス解消法を覚えること。外に出た方が疲れるなら、本当に疲れたときは一日おうちにいるのだって、立派なストレス解消法です。他の人がどう思うなんて関係ありません。自分さえ楽しければ、それはストレス解消法。 オリジナルの解消法がいくつも見つかると、モチベーションが下がったときにも瞬時に上げられます。
(★)5月後半・6月の楽しみを考えておく
五月病対策としては、あともう一つおすすめの方法があります。それは5月後半、もしくは6月の楽しみを考えておくことです。 予定を入れすぎても自分の首を絞めることになりますが、ほどよく予定を入れておけば、その楽しみに向かって仕事に勉強にとがんばれます。 ゴールがなければ、みんな走れないのは同じなのです。旅行のように大がかりなイベントを入れる必要もありません。 「大好きなオムライスを食べに行く」「映画を観る」など、些細な楽しみをいくつか入れておくだけでも、五月病対策にはなるでしょう。手帳を味方につけながら、連休明けもがんばって! 新しい環境にまだ馴染みきれていない5月。一時的とはいえ、緊張状態から解放されます。 しかし、あまりにも力を緩めすぎると今度は戻るのが大変に。ほどよい緊張はキープしながら、不規則な生活になりすぎないように気をつけて。
文・構成/山口恵理香