<7月のヨガ②>夏美人をつくる!~下半身を引き締めるヨガのポーズ〜

女の子のための薬膳&ヨガ連載vol.35。
病院に行くほどではないけれど、日々感じる身体の不調。忙しいから・・ずっとこうだから・・と何となく見過ごしていませんか?
そんな日々感じる不調を薬膳とヨガで整えましょう。

暑い夏にヨガは最適

7月のテーマは「夏美人をつくる」。

毎日猛暑日が続き、夏バテ気味な方も多いはず。 こんなときは無理な運動は控えたほうが良いですが、軽い運動で汗をかくことはとても大切です。汗をかくことで体内にこもった熱を発散させれば、熱中症予防にもつながります。 また汗をかいたあとは必ず水分補給を忘れずに! その際、冷たいものを摂りたくなりますが、できるだけ常温以上のものを摂るよう心がけましょう。 冷たいものは消化の働きを弱らせてしまったり、汗をかきにくく体に余分な水分を溜め込んでしまうことがあります。 暑い夏だからこそ、無理なくできるヨガを取り入れて、夏美人を目指しましょう!!


今日のかんたんヨガのポーズ 〜下半身を引き締めるヨガのポーズ〜

まずは姿勢と呼吸を整えて

ヨガのポーズを行う前にあぐらの姿勢を作り呼吸を行います。 上から頭を引っ張られるようなイメージで背筋を伸ばし、あごは軽く引いて、肩の力を抜き、手は膝の上に軽く添えましょう。手のひらは、上向き、下向きお好きな方で構いません。


姿勢が整ったら、瞼を閉じ、ご自身の呼吸にだけ意識を向けて自然な呼吸を行いましょう。1〜2分程度行います。 *ヨガの呼吸は全て鼻から吸って、鼻から吐く呼吸です。


椅子のポーズ 〜下半身を引き締める〜

その他の効果・・腹筋、背筋を鍛える、お腹を引き締める

マットの上に足を揃えて立ちます。 お腹と胸を引き上げて、頭は上から引っ張られるようなイメージで背筋を伸ばし、手は自然と体の横に。 *初心者の方は、肩幅程度に足を開いて行うと土台が安定します。


一度息を吸って、吐きながら膝を曲げ腰を下ろす。 この時、後ろに椅子がありその椅子に腰かけるイメージで。


吸う息で両手を天井の方に引き上げる。 この時肩に力が入りやすいので、肩の力を抜く。 ここで30秒ほどキープする。 Point・・お腹を引き上げ、太ももの内側を意識!     余裕があれば、目線は手と手の間を見ましょう


吸いながらゆっくりと膝を伸ばし、最初の姿勢に戻る。


さらに余裕があれば、吐く息で両手を胸の前で合掌し、もう一度息を吸う。


吐く息で右ひじを左ひざに絡ませて、体をねじる。 目線は左の肘に向ける。 ここで15秒程度キープする。


吸う息で合掌を胸の前へと戻し・・・


ゆっくりと膝を伸ばしながら、最初の姿勢に戻りましょう。 同じように反対側も行う。 全て2セットずつ行ってみましょう。


門のポーズ 〜下半身を引き締める〜

その他の効果・・ウエストを引き締める、腰と肩のコリを改善する

膝立ちになり、右足を右に伸ばす。 お腹を引き上げて、胸も引き上げて背筋をまっすぐに伸ばす。 腰が反らないよう注意する。


息を吸いながら左手を上げる。


吐く息で上体を右側に倒し、そこで15秒程度呼吸を続ける。 余裕があれば、目線は上げている手の指先を見る。 Point・・伸ばしている足の引き締まりを意識する     左の体側の伸びも意識する     お腹を引き上げたまま、呼吸を繰り返す


吸いながら、上体を正面に戻す。


足を入れ替えて、反対側も同じように行う。 2〜3セット行う。


ほど良く汗をかくことが夏美人をつくる

夏はたくさん汗をかきすぎてしまうと、夏バテや息切れ、脱力感などの症状を引き起こす恐れがありますが、ほど良く汗をかくことはとても大切です。 汗は体内の老廃物をどんどん出してくれるので、肌のくすみも取れて美肌にもつながります。 ヨガは室内で気軽に行えるので、無理せず適度な汗をかくには最適! いまの時期だからこそ、ほど良く汗をかいてお肌や身体を整えましょう。


文・構成/建部春奈

撮影/河邊有実莉
モデル/平澤由理

Instagram