8月のヘルシー薬膳レシピ 〜痩せやすい体をつくる  鶏肉と野菜の豆乳カレースープ〜

女の子のための薬膳連載vol.40。
食事と運動、両方の視点からの不調改善をご提案。
病院に行くほどではないけれど、日々感じる身体の不調。忙しいから・・ずっとこうだから・・と何となく見過ごしていませんか?
そんな日々感じる不調を薬膳とヨガで整えましょう。

「冷え」は痩せやすい体づくりの大敵

8月のテーマは「痩せやすい体づくり」

残暑も厳しく暑い日が続きますが、実はこんな夏の暑い日も体の冷えを感じている方は多いと思います。 冷たいものを摂り過ぎてしまったり、冷房によって冷えてしまったいたり・・このような「冷え」を感じる方は代謝も上がらず、痩せにくい体になっている可能性があります。 そしてもうひとつ、冷たいものの摂りすぎは代謝を下げるだけでなく、消化もうまくできなくなってしまいます。 消 化がうまく出来ないと栄養の吸収が正常にできないため、腸には有害な物質がたまり、太る原因となるのです。 自然と代謝も上がり痩せやすい体づくりには最適なこの季節。 冷たい物の摂りすぎに注意し、なるべく温かいもの、体を温めるもの、そして消化を助ける食材を一緒に取り入れて、痩せやすい体を目指しましょう。


—体を温める食材—

にんにく、生姜、ネギ、ニラ、シナモン、唐辛子、紫蘇、みょうが、かぼちゃ、玉ねぎ、らっきょう、鶏肉、エビ・・etc

—消化を整える食材—

大根、さつまいも、かぼちゃ、白菜、キャベツ、ジャガイモ、トウモロコシ、山芋・・etc

今日のかんたん薬膳 〜鶏肉と野菜のカレースープ〜

<材料 2人分> 鶏肉 100g さつまいも 1/2個 ごぼう 1/4本 玉ねぎ 1/4個 にんにく 1片(小さめ) 生姜 1片 昆布出汁 300ml 豆乳 150ml カレー粉 小さじ1 薄口醤油 小さじ1 塩、コショウ 少々 <作り方> 1. ごぼうは洗って皮をこそげとり、斜め切りにする さつまいもは皮は剥かずに洗って乱切りにする どちらも水にさらしてアク抜きする 2. 鶏肉はキッチンペーパーで水気を拭き取り、一口大に切る


3. 玉ねぎは薄切りに、にんにくと生姜はみじん切りにする


4. 鍋にオリーブオイルを熱し、にんにく、生姜、玉ねぎを炒め、香りが立ってきたら鶏肉を加え色が変わるまで炒める 5. さつまいもとごぼうを加え、全体に油がなじんだら、昆布だしを入れ蓋をして10分程度具材が柔らかくなるまで煮る アクが出てきたら取る



6. 豆乳を加えて一煮立ちしたら、カレー粉と醤油を入れ、最後に塩、コショウで味を整えたら出来上がり


7. 器に盛って、お好みで黒胡椒を一振りする


写真・文・構成/建部春奈