【キニナルあの子】可愛すぎるクッキー缶が話題!独学パティシエのすみれちゃんって?

自分の“好きなこと”を極めて輝いている人にクローズアップする企画「キニナルあの子」。5月の2人目は、度々Twitterで大量のクッキー缶の写真が話題となっている、パティシエ・すみれちゃんに突撃♡ お菓子作りについてや今後の夢などたっぷりとお話を伺いました!

 

\5月の「キニナルあの子」No.2/

可愛すぎるクッキー缶が話題!
パティシエ“すみれちゃん”って?

● P R O F I L E ●

N a m e : すみれ
A g e :  24歳
I n s t a g r a m :  @smr0301_
SHOP:Violetta

専門学校では西洋料理を学んだものの、卒業後は進路を変更して個人経営のお菓子屋さんにパティシエとして就職。半年ほどで退職しホテル厨房での業務に従事するも、ハードワークにより体調を崩しお菓子作りへの熱も冷めてしまう。その後、怪我をきっかけに仕事を辞めて地元に戻ることに。リハビリを経て、久しぶりに再開したお菓子作りで再度ドはまりし、パティシエとしての活動をゆるくスタートすることに。2020年にオンラインショップ「Violetta(ヴィオレッタ)」でクッキー缶の販売を開始。度々Twitterにアップしているクッキー缶やお菓子の写真が可愛いと人気に火が付き、現在SNSで最注目されていると言っても過言ではないパティシエのひとり。

 

B A C K G R O U N D
趣味だったお菓子作りが仕事に!
紆余曲折を経てたどり着いたパティシエ

_もともとお菓子作りが好きだったんですか?

「幼少期からお菓子のレシピを眺めるのが好きで、それを自分のレシピノートに描いてまとめたりしていました。実際にお菓子作りの楽しさにハマったのは高校生の頃。妹のお誕生日ケーキもその頃から作っていました」。

_子どもの頃からパティシエになるのが夢だったんですか?

最近思い出したのですが、保育園の頃はケーキ屋さんになるのが夢だったみたいです! でも学生になった頃にはお菓子作りは完全に趣味で、どちらかというと料理人を目指していたんです。両親の知り合いにフランス料理のシェフの方が多かった影響もあってか、自分も自然と料理人になるものだと思っていました。ただ、専門学校で学んでいるうちにやっぱり違うなと思い始めて、パティシエとして就職することに。趣味だったお菓子作りが仕事になりました。ですがそのパティシエのお仕事も半年ほどで辞めちゃって。その後もホテルの厨房で働いたり全然別のお仕事をしていた期間もあるのですが、体調や気持ちの変化があったり…。お菓子作りからも気持ちが離れてしまっていたので、今このような形でクッキーを販売することになるとは想像していませんでした!」。

_自分のお店を持つことになったきっかけは?

「パティシエを辞めてアルバイトを掛け持ちしていた頃、通勤中に怪我をしてしまって一人暮らしが厳しい状況に。それをきっかけに実家に戻ったんです。リハビリをしながら、座っていてもできる事務のお仕事を探したりもしていたのですが、見つからず…。何もやることがなくて、なんとなく久しぶりにお菓子を作ってみたらものすごく楽しくて! 自分の中でお菓子作りのブームが一気に再熱しました。そうしたら、知り合いのお菓子屋さんに『自分のお店を開いてみるのも良いんじゃない?』と言ってもらって。母や周りの人が背中を押してくれたので、やってみよう!とオープンしました」。

 

S W E E T S
見た目の可愛らしさと
食べたときの確かな味わいを両立
母の日に合わせたクッキー缶
通常商品

_どんなお菓子を販売していますか?

「クリスマスや母の日など季節のイベントに合わせた商品と、通常商品のクッキー缶を不定期で販売しています」。

_お菓子作りのこだわりは何ですか?

「こだわりはクッキーの食感と、クッキー缶を開いた時の可愛らしさです。食感はしっとりよりもざくざくとしていたほうが個人的に好きなので、グラニュー糖ではなくきび砂糖を使ってその食感を出せるようにしています。また、焼き加減も割とがっつり火を通してきつね色になるまで焼くのがポイント。その方が、味もクッキーらしい素朴な味わいになるんです。そしてクッキー缶は蓋を開けたときにわ~!と思ってもらえるかも大切。クッキーの型を自分でデザインしてオリジナルのものを考えたり、イベント用ならその季節やイベントをイメージしたデザインを入れるようにしています」。

_お菓子作りで嬉しかったこと、楽しいことは?

「作ったお菓子を喜んでもらうのが嬉しいというのもあるけど、それと同じくらい作ること自体が楽しいという自己満みたいなところも大きいんです(笑)。こういうの作りたいな~と思ったものを作るときの楽しさと、思い通りのものが完成したときの達成感が好き。プライベートではクッキーよりもケーキをよく作っていたのですが、クリームを塗っていくナッペという作業も、クリームを絞るのも、プレートを描くのも、どれも全部楽しくて(笑)! その気持ちで続けられていると思います」。

 

\ Sumrie’s Sweets /

空のゼリー

「プライベートで作ったお気に入りのゼリー。空をイメージして作りました。小さい頃、雲は食べられると思っていたなと思い出して。雲は綿菓子で表現してみました♪」。

 

 

G O A L
“パティシエ”としての活動に制限を作らず
好きなことを絡めながら挑戦し続けたい!

_これからの目標はありますか?

「今オンラインショップではクッキーのみ販売していますが、もともとケーキ作りも大好き。なので、カフェを開いて手作りしたケーキを出すことも夢のひとつです。さらに、パティシエとしてお菓子作り&販売だけに留まらず、色々なことに挑戦したいなとも思っています。例えば、YouTubeでお菓子作りの様子を配信するのも楽しそうですよね。色々と自分が好きなことを楽しんでやりながら、私が作ったクッキーやケーキをもっと色々な人に知ってもらったり、食べて幸せになってもらえたら嬉しいです!」。

 


構成・文/平木彩夏

 

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