【Starting 2022♡辻千恵】壁にぶち当たって乗り越えた去年、今年はもっと「諦めない自分」になりたい

Let’s start moving

2022

CHIE TSUJI

新年明けましておめでとうございます。今年もmerをよろしくお願いします。2022年の幕開けを記念して、merモデルの辻千恵ちゃんが2021年を振り返って、新年の豊富を語ります。役者としての活躍の場を増やしている辻ちゃんが今後目指すものとは?


Starting 2022

周りの人達をちゃんと気遣って
良い現場がつくれるようになりたい!

 

モデル私物(●ワンピース/もらいもの ●タイツ/不明 ●スニーカー/コンバース。12000円)

去年ドラマや舞台でメインの役をやらせてもらうようになって、自分の役者としての実力よりも、人間として足りないものが見えたんです。お芝居はチームでやるものだから、周りの人達にちゃんと気遣えるようになって、良い現場が作れるような人間になりたいです。

 

Look back 2021

いっぱい壁があって、いっぱい悩んで
それを乗り越えられる自分になれた

役者のお仕事を始めてから、少しずつ種を蒔いてきて、去年はやりたいって思ってたドラマや舞台に挑戦できました。役者の仕事は映画から始めて、最初は映画とドラマの違いも分かってなかった。映画はじっくりひとつのシーンを撮るけど、ドラマはもっとテンポ良くサクサク進む。この時間内に撮るってしっかり決まってるから、自分がちゃんと準備しておかないといけないし、より迷惑かけられないって責任を感じました。また映画は最初に全部の台本を読んで、全体のストーリーが分かった状態から始まるけど、ドラマは最終回が分からないまま撮影するので、先のストーリーを想像しながらやるのが新鮮でした。

ドラマ『劇的に沈黙』は、メインが4人だったけど、その4人は実際でもはじめましてで、ドラマの内容と現実が結構リンクしてて、最初は親しくなかった仲間たちが一丸となっていくのが現実でも一緒になって、それもとてもうれしかったです。

また、1年半前に演る予定だった舞台『さよならの幕開け』が、やっと公演できました。制限がある中だったけど、みんなで頑張れたと思います。舞台は生物(なまもの)だって言葉を常々聞いてたけど、それを実感するほど難しかった。大勢で作るものだから、自分が失敗したら全部が崩れるっていう怖さや、2時間近く緊張の糸が切れない状態も初めて味わいました。

モデルの仕事は、自分のことだけを気にしてればよかったけど、演技の仕事は真ん中に立てば立つほど、周りの人に気を遣わないといけなくて、自分の気分は後回し。短い時間だったけど、グループで活動してる人達の大変さが少し分かった気がします。舞台はメインの役だったのに、自分の不甲斐なさが大きかった。毎日の稽古では自信がなかったし、ふてくされて泣いて帰った日もありました。

大変なことはたくさんあったけど、ドラマも舞台もどっちの現場も最後は離れたくないって思えました。自分に役者が合ってるかどうか分からないけど、やりきったとは思ってなくて、もっと伸び代があるって思えたことがよかった。あとは、ふてくされてる自分にも初めて会えました。

いろんなことを乗り越えて来られたのは、自分が強くなったわけじゃなくて、臨機応変に対応できるようになってきたのかも。去年のこのインタビューで、「水のように生きたい」って言ったんですけど、それは常々思い出してました。水のように柔軟に生きたと思います。

 


Towards 2022

同じことを長く続けるのは難しいけど、一昨年に始めた役者の仕事を、去年いろいろ挑戦できて少し成長できて、今年はより深めていけたら、また違うものに出会えるかなって思います。去年はたまたまドラマも舞台も真ん中に立たせてもらえて、お芝居よりも、人間として足りないものが分かったから、良い現場が作れるような人間になりたいです。

初対面の人に、「淡白だよね」とか「冷たい」って言われることが多いんです。もう終わりって思ったら、すぐに切り替えられる性格だから。これからは、すぐに諦めてしまうのではなく、どうやったら別の道でもいいから乗り越えられるかを考えられるようになりたい。進んでないと停滞してる気がしちゃう気がするけど、多分そうじゃないって言い聞かせながらやれたらいいなって。

先日、初めての監督さんに、「本当に人のこと信じてないんだね」って言われたんです。そんなつもりはないけど、そう見えてるんだなって思ってショックだったけど、でもその人が、「絶対そのまんまでいてね。そういう役、絶対来るから」って言ってくれたんです。

自分がどこか欠落してるから、それを埋めるためにこの仕事をしてるって思うんです。完璧な人間じゃないから、続けていけるのかも。

自分の欠落した部分を埋めるために
お芝居を続けていきます!

 

 

 


MESSAGE
みんなも人生で悩むこともあると思う。でも揺らぐのは悪いことじゃないから。私なんか揺らぎっぱなしだけど、なるようになるから大丈夫だよ。

 


撮影/有坂政晴
取材・文/石井佐代子
構成/清水優香子

※●から始まるクレジットはすべてモデル私物です。価格はモデルの申告によるものです。