それでね vol.7 タカハシマイ「わたしをつくる、服と音楽」

 

小さい頃の話

埼玉県草加市生まれです。

普通の団地っ子です。

家族でよくカラオケに行っていて、幼稚園の頃に唯一褒められるのが歌う事でした。
それから将来は歌う人になるんだと調子に乗って言っていたのを覚えています。

SPEEDが好きで良く歌っていました。

ハリーポッターが大好きで本当に魔法が使えるようになりたいと呪文を唱えていました。

なれるって信じてました。(笑)

夢見がちな子供だったと思いますね。それと目立ちがり屋でした。やんちゃで、破天荒で。今も目に見えないものにやけに惹かれるし、ロマン主義なところは幼い頃から変わらないです。

 

オシャレと音楽

音楽がやりたい気持ちがずっとありました。

親友のお姉さんが高校で軽音楽部に入っていてその子の家にギターがあったんです。
CD聴いたり練習したりするようになって「そうだ、バンドやろうよ!」って盛り上がって。

音楽好きの友達と家でバンドごっこを始めたんです。

ギターをポローンみたいな感じで曲を作ったりして下手くそながらに頑張っていました。

その頃からYouTubeがあったので、ゆらゆら帝国、銀杏BOYS、椎名林檎さんなどの音楽を深掘りし始めました。そして洋楽なども聴くようになりました。

おしゃれはいとこのお姉ちゃんの影響で興味を持ち始めました。

赤髪のパーマにしていて古着を着ていて凄く可愛いなと思ったんです。

それからZpperやCUTiEを見始めました。これが中学の頃の話。

 

高校生は青春してました

軽音楽部がある高校を探して選びました。

入試が一芸入試で、中学の頃に選択授業でミュージカルやっていて、授業で歌った『キャッツ』のメモリーという曲を披露して合格できました。

他の人もいろいろな特技を披露するんですよ!

お魚をおろしたりする人もいました。

それから本格的にバンド活動を始めました。学校以外でもライブハウスだったり他校との合同ライブをやったり。

この頃同時に原宿とかに古着探しに行ったりショップスタッフさんと友達になったり、音楽以外の仲間も増え始めてきてたんです。


サークルみたいなのがあって良く集まって遊んでいました。

FRUiTSって雑誌があったんです。大好きでそれに出たくて、原宿のGAP前(現在の東急プラザ前)にたむろしてたり…。

趣味の為にバイトを何件も掛け持ちしていました。朝コンビニでバイトしてから高校行くこともしょっちゅうでした(笑)

 

これからのこと

 

去年はコロナ禍でフェスもツアーも飛んだり、計画していたことが全然できなくなってずっと家に居て、配信などいろいろ模索していました。

自分は何の為に生きてるんだろうとか何者であるかとか無駄に考えちゃいましたね。かなりブルーでした。こんなにライブに生かされていたとは知りませんでした。

コロナ禍では部屋でレコードをかけたり寝る前に音楽を聴いたりして過ごしていた日が少なからず心の救いになっていました。


ライブができないから楽曲制作をしてたんですけど、マインドが影響しているのかチェコのイメージとは違ったゆったりした曲ばかり出来上がってしまって、これをチェコでやるのは違うなと別プロジェクトを始めました。

正直新たにスタートさせるのは不安もありました。でも止まっていても何も始まらないから、今の自分たちだからできることを始めてみようという事になって。

コロナが無ければ始めていない表現だったと思います。

混沌としていて生きにくい世の中ですが、私達の音楽が誰かの耳に届いて少しでもプラスのエネルギーに作用したら良いなと思っています。

シンプルに、大事に作ってきた曲を誰かに聴いてほしい。共有したいという気持ちが大きいですね。

チェコは10周年を迎えて、まだまだやりたい事とかチャレンジしたいことが山のようにあるので自由に自分達らしく活動していこうと思っています。

編成やアレンジを変えたライブをしたり、個人的にはコンセプチュアルなアルバムを作ってみたいなと思っていたり…

一昨年辺りから自分で責任を持って表現する事にどんどん興味が出てきて、自分を信じて音楽以外にもいろいろ表現していきたいなと思ってます。


自分自身と長い間向き合って作りあげたり表現する時は結構孤独との戦いなのですが、その先にある達成感とか誰かが喜んでくれた時の幸福感に変えられるものはないなと感じていて。それがすごく幸せです。

洋服のブランドも始めて一年が経ちましたが、音楽に限らず自分の好きな事を表現出来ること、支えてくれる方が居る事に心から感謝です。

 

これからも心を解放して、自分らしく、進んでいこうと思います!

 

 

 


写真・文/伊藤大作(The VOICE)

モデル/タカハシマイ