それでね vol.1 柴田紗希「わたしと東京」

ー merのモデルって、今どんなことを考えているんだろう。—

モデルたちをよく知るカメラマンが、彼女たちの心の内をのぞくインタビュー連載「それでね」。

第1回目ゲストはしばさき

上京して5年、彼女が見てきた“東京の街”とこれまでの自分を振り返ってもらいました。

 

 

愛知県から上京して

 

最初はなかなか東京が好きになれなかった。

ホームシックになった訳じゃ無いんだけどね。

 

3年間ぐらいはなんだかんだ違和感があったのかもしれない。

本当に信用できるって思える人もいない様な気がして。

 

 

地元の友達とはやりたいことや夢、将来の希望もいっぱい語り合ってたから、

意思が強い子って思われてたし、自分でもそう思ってた。

 

でも、東京では「ハッピーちゃん」ぐらいにしか思われていなかった気がして。

ただのゆるふわの子!みたいなね。

 

上京2年目の頃

 

まだ誰にも頼れなかったんだけど、

引きこもっていても何にもならないなって思ってて。

仕事のやり方やこれからの自分に不安になったりして、葛藤してたと思う。

 

自分から動かないと何も始まらない。

 

とにかく行動だ!って。

 

 

それで思い切って1か月間の韓国留学に行ったんだ。

学校で韓国語の勉強をして、授業が終わるとひとりで色々なカフェに行って、たくさんの人たちと下手な韓国語でお話したり。

 

だんだん友達もできて来てね!

 

良い出会いがあって、お店を借りてイベントも開催できたりして。

 

振り返ると、その時色々行動して吸収してきた事が今に繋がってるかも。

 

3年が過ぎた頃から何かが変わり始めた

 


周りの目も変わってきたなぁって思えてきたんだよ。

 

周りをどう思わせたいとか、考えてた訳じゃないけど、

やりたい事を行動に移して、たくさん吸収して考えてるんだなって

私を認めてくれる人達も現れてきてくれて。

 

その辺からかなぁ~。

東京に慣れてきて、だんだん好きになれてきたのは。

 

認めてくれる人が居るからこそ、与えられる仕事が出てきて、

もっと頑張りたいって思っちゃう。

 

服が大好き!

 

柴田紗希=merでガーリーのイメージが強いと思うけど、

もともとボーイッシュが好きで、

小学生のときはデニムとかパンツスタイルしかしなかった。

 

 

でも、高校生・大学生くらいから古着に出会って、

服の魅力をもっと強く感じたんだ!

 

自分に似合ってるとか似合ってないとか決めつけないで、

好きな服を沢山着たい。

 

それをみんなにも伝えたいなぁって。

 

 

今の私には東京が合ってる!

 

 

もちろん自然が好きだし、地元も好き。

でも、今は地元にいるより、東京にいる方が性に合ってると思う。

 

仕事が好きっていうのが大きいのかもしれない。

 

だから、まだ地元に帰りたいって思うことは無いかな。

今は、新しい場所を常に求めてるんだと思う。

 

でも、この仕事を後押ししてくれた地元に恩返しもしていきたい。

地元に関わる仕事も始めているから、

この先もっといろんな形で関わっていきたいな。

 

「mer」って空間に憧れて

 

「mer」という空間に出て、

自分が好きな物をキラキラ伝えたい!って思ってる。

 

私が地元にいた頃、「mer」では武智志穂さんや青柳文子さん、

たくさんの素敵なモデルさんが

自分スタイルのおしゃれを伝えていて、それにすごく憧れてた。

 

 

私には芸能人より、merモデルの方が“芸能人”だったんだよ。

 

私もあの空間に行きたいなって。

私も女の子が素敵になれる物が大好きだから。

 

東京第2章がはじまった

 

 

上京6年目からは、東京第2章って感じかな。

今年28歳になるし、視野も広がってきた。

 

上京してからの5年間は、吸収の5年間だったんだと思う。

「mer」という空間に居られて、

沢山の人とか多くの服たちに出会えたことで

自分が出来ることがやっと見えてきた気がしてる。

 

 

私は本当に、人とのつながりと服が好きなんだなって。

 

それに、自分は頭で考えるって言うより、

「行動」とか「感じる」とか「心」かなって確認できたんだよね。

 

東京は難しい街だけど、行動すれば形になりやすい街だと思うんだよ。

 

柴田紗希のこれからの事

 

不安は当たり前にあって……。

でも、だったら明るい方向に向かっていこうと考えてる。

 

私だって落ち込む事もあるんだけど、

それってチャンスだなって思ってるんだよ。

 

 

「上がって行く時の方が楽しみが増す」って

考え方で生きてる。

 

考えても悩みや不安は解決しないって思うから、

これからの事や楽しい事を考えたいなって思うんだよね。

 

それで新しくはじめたのが、

webマガジン『Leads(リーズ)』。

 

ここでは、SNSで伝えきれない事を伝えたり、イベントをやったりして、

みんなと作っていくことを楽しみたい。

そうやって、近くで応援してくれてる人達を大切にできたらいいな。

 

 

 

写真・インタビュー/伊藤大作(The VOICE)
モデル/柴田紗希