出会って恋をして…それから関係を保つためには、相手にだけ理想を押しつけるのではなく、自分自身も努力が必要です。素敵な恋がいつまでも続きますようにと願っているだけでは、思い描く未来にはたどりつけなくなるかも。気を緩めるときは緩ませつつ、少しずつ本気モードに切り替えていきましょう。
LINEの頻度で愛情の深さを測らない
LINEの頻度=愛情の深さとは限りません。大人になった娘と親が頻繁に連絡をとらないようになっても常に親とのつながりを感じているように恋人ともLINEだけでは愛情を測定できません。
1つの指針になるのはたしかですが、やりとりが減っても、それはもしかしたら関係性が安定しているからかもしれないし、場合によってはお察しの通り、倦怠期に突入している可能性ももちろん否定はできません。
しかし、LINEだけですべてを判断するのは、いずれにしても危険なのです。その人がどれだけ想っているかは、やはり対面で実際に会っていて、いろいろと話しているうちにわかるものなのです。
将来を彼に押し付けない
恋愛を長続きさせたいなら、自分の将来を彼に押しつけないこと。自分の人生の主役は自分自身。あくまでも彼は登場人物だけであって、いざというときに手綱をとるのは自分自身なのです。
結婚したい、出産したい、というさまざまな理想はあったとしてもまるでプレッシャーを与えるように彼に押しつけるのは、やめておきましょう。
本当にお互いが運命の人同士なら障害は起きないはず。スムーズに物事が流れるように進みます。もし、なかなか前に進まないならそれなりの理由があるということ。焦る気持ちをおさえられないという理由だけで、自分の未来を全身で託すのは、控えたほうがよさそうです。
恋愛にも上がり下がりの波があると受け止める
お付き合いがはじまっても常に安定しているとは限りません。喧嘩をするときもあるし、別れる直前まで話し合いが進むときもあるでしょう。
カップルによっては本当に別れて、再び戻るケースも多々あります。いずれにしても長い目でみたときに、関係性を保つうえで大切なのは、恋愛にも上がり下がりの波があって抗おうともせず、避けようと努力もせず、どんな状態に入ってもそんな自分を自分で受け止められる心の余裕を確保しておくことがなによりも大切なのです。
喧嘩をしても、基本的には動じない。焦ることはあっても、そのままの感情を相手にぶつけない。そうやって相手を想いながら、自分が変わることによって関係性を保つことが可能な範囲になってきます。
倦怠期に入っても慌てない、動じない
長く付き合っていれば、倦怠期は何度も訪れるでしょう。何をするのも新鮮さがなく、どこへ行っても何をしていても景色がグレーになることは多々あります。
でも、そんなときは、たいていお互いにお互いの存在が、心のどこかで「当たり前」になっているのです。それは長く一緒にいるから、これから先も一緒だろうと、奇跡の連続が続いていることに気がつかなくなってしまいます。
たとえ自分は倦怠期に入ったことに気づいて努力したとしても、相手はもしかしたら、今はそんな気分にはなれないかもしれません。なかなか現状を打破できなくても慌てないことが大切。再び2人の時計の針が自然と動きだすのを今は、ゆっくり待ってみませんか?
恋人と出会っただけで、満足していると、思わぬタイミングで思い描いていた未来とは違う方向に歩みはじめるかもしれません。
数年後「こんなはずじゃなかった」と思うことにならないように、今の時点で2人の関係性を立て直しておきましょう。幸せな未来は、日々の積み重ねの先に待っているのですから♡
構成・文/山口恵理香