注目クリエイターvol.13 かぎ針編み作家・羽川彩子さん

古着・ハンドメイド・リメイクが大好きな編集Oが、オススメのクリエイターを紹介する連載。
今回は、ほっこり可愛いニット小物、スパンコール刺繍の雑貨ブランド「aaco(ああこ)」のデザイナー・羽川彩子さんにお話を聞きました。


かぎ針編み作家・羽川彩子さん

名前 羽川彩子(はがわ あやこ)
年齢 40歳※2020年3月8日時点
作っているもの ニット雑貨
活動を始めて 6年目
※2020年3月8日時点

 

『 aaco(ああこ) 』

_どんなアイテムを作っているの?
「主に、かぎ針編みを使った帽子やティッシュケース、ブローチなどの小物を作っています。バッグの中にあって役立つものを連想して作ることが多いです。
中でも人気なのが、動物の顔が付いたティッシュケース。ミンネの特集ページに取り上げてもらってから、たくさんのお問い合わせをいただくようになりました! 動物たちの顔を、ちょっとリアルなフォルムに編むのがポイントです」。

 

_デザインの特徴を教えてください!
「ファンシーになり過ぎないようにすることです。
例えば、クマを絵に描いたりするときって丸っこく描きませんか? それだと可愛らしすぎるので、あえて輪郭をシャープに。少しリアル感を出して、大人でも使いやすいシンプルなデザインに仕上げています。
それに、作っているときからワクワク・ウキウキするようなものを作っています。その気持ちがお客さんにも伝わるといいなと希望も込めています!」。

 

_ブランド名「aaco(ああこ)」の由来って?
「姪っ子が小さい頃、私の名前“あやこ”が言えなくて、いつもああちゃんと呼ばれていたんです。それをマネして家族みんなが“ああこ”って呼ぶようになったことが由来。ああこってちょっとのんきでふんわりした響きが好きだったのでブランド名にしてみました」。

 

_ブランドのコンセプトは?
「『かばんの中の小さな世界を大切に思う方へ届けたい』という気持ちが常にあります。
特別良いことでなくても「今日のほうじ茶おいしかったね!」くらいの日々の小さな幸せを届けられるアイテムを作りたいと思っています」。

 

_ブランドを始めたきっかけは?
「手芸が得意な母の影響で、小さい頃から手芸が大好きでした! 学生時代も社会人になっても、子供を産んだあとでも、とにかく空いた時間はずっと手芸をしていました。ミンネのようなハンドメイドアイテムを気軽に販売できるサイトがあることを知った当時、販売するのもいいなと挑戦してみたのがきっかけです。
手芸の中でも、編み物、刺繍、タティングレース…いろいろやってきたんですが、欲しいと言ってくれる方が一番多かったのがかぎ針編みのアイテムでしたね」。

 

作品作りについて

 

_使うものにこだわりはありますか

大好きなスパンコール刺繍で見た目も可愛く♡

中身はさらにこだわりたっぷり!

「とてもこだわっています! 道具入れをつい最近作ったばかりなんです。中にはポケットを付けたり、布に磁石を仕込んで縫い針をくっつけておけるようにしたり、見た目が好きじゃなかった道具を編みくるんでみたり…。ほかにもたくさんのこだわりを詰め込んだお気に入りです!」。

 

_作品はどういう風に作っているの?
「子育てをしながら作っています。子どもと遊んでいるときにアイデアが浮かぶことが多いので、ブランドを始めた当初は子どもグッズばかりでした!
子どもはすぐに反応が返ってくるので、アイテムが完成したら一緒に遊んで喜んでくれるものを探します。子どもあってのブランドだなとつくづく実感しますね」。

 

_思い入れのある作品は?

「ブランドのメインはかぎ針編みのアイテムにするぞ!と思わせてくれた、ねずみのとんがり帽子です。
長男が幼稚園生の頃に作ったのが最初。周りのお友達に好評で、みんな欲しいと言ってくれました。順番に編んで渡してを繰り返し、幼稚園バスにどんどんねずみが増えていくのが可愛くて…。すごく心に残っています。このねずみモチーフが付いていたら可愛いものは何かなと考えて、キーカバーにしたり、ティッシュケースに変化させていきました。ブランドの基本となるアイテムが誕生した瞬間でした!」。

 

いつも思っていること

 

_仕事をする上で、大変だなと思ったことは?
「子育てとの両立です。以前はリビングの机にアイテムや道具を飾っていたのですが、それも子どもに壊されてしまうことが多くて。今は大きめのバッグに一式詰め込んでいます。
リビングで作業することもあれば、車に乗るときに持って行ってちょっと編んだり。ほんのちょっとのスキマ時間でもやるようになりました! 子どもがいて時間をガッツリ取れないからこそ、少しの空き時間を利用して注文いただいた分を作りきります」。

 

_嬉しい、楽しいと思ったことは?
「自分がただ好きでやってきたことを喜んでもらえることです。ずっと遠くに住んでいる人までアイテムが届くことがすごく嬉しくて…。そんなこと考えたこともなかったので、ハンドメイドサイトにはとても感謝しています。同じ趣味を持った人とつながりを持てることも嬉しいことのひとつですね!」。

_いつも大事にしていることは?
「いろいろ思いついたら試してみること!
失敗しても、違ったと思っても良いのでまず挑戦してみます。昔はパッとやめることが苦手でした。あ~最後までできなかったなって思っていたんです。でもそんなことは気にすることありません! 努力することももちろん大事ですが、楽しくなかったら潔くやめる、諦めも肝心だなと思います」。

 

これからについて


_目標はありますか?
「とにかく長く、できる限りずっと続けることをいちばんの目標にしています。
生きているうちは手芸をしていたいですね。誰でも、子どものとき、働いているとき、母になったとき…いろいろ状況は変わっていくと思うんです。そんな中でもハンドメイド、手芸が好きだという気持ちは一切変わりませんでした。私の人生の中で本当に大事なものなんだなと気付いたので、販売できなくなったとしてもずっと続けていきたいです」。

 

 

_最後に一言!
「初めてやることって失敗するのが怖い気持ちもあると思うんですが、まずはやってみるのが大事。そのとき失敗したって思っても、回りまわって絶対に役に立つときが来ます。楽しかった経験も、あれ嫌だったなってことも、必ず活きてくるはず。何でもたくさんチャレンジしてみることをオススメします!」。

 

お話を聞いてみて…

可愛いけどガーリー過ぎない、ゆるっとした動物たちが魅力の羽川さんの作品。私が最近編み物にハマっているせいか、すぐに目に留まりました。編み物って、シンプルなデザインでも作るのにすごく時間がかかるんです。時間を有効活用して、小さなお子さんがいながらも好きなことを続けるのはすごくステキなことだと思いました。それに、羽川さんの優しい人柄がアイテムに溢れています! 子どもが産まれた友達や、お誕生日などのお祝いで贈るのにピッタリなアイテムです。(編集O)


【aaco(ああこ)】

HP:aaco
Instagram:@aacooooo
minne:@aacooo

\information/

★ハンドメイドイベント「魔法のforest」に出店!
≪日時≫
2020年4月19日(日)
10:00~17:00

≪場所≫
ぽっぽ町田
東京都町田市原町田4丁目10−20
主催:手しごとサーカス団

 

撮影/渡邉まり子
構成・文/大西美音