ひと手間プラスでスペシャルケアに! 夏バテ肌をじっくり癒すスキンケア方法

この夏、強烈な日差しや蒸し暑さに見舞われた肌は、思っている以上に疲れをためこみ、夏バテを起こしています。秋を迎える前に、そのお疲れ肌を癒すスキンケアで回復させてあげましょう。コスメコンシェルジュの牧内夕子さんに、ふだんのお手入れにアイテムやひと手間をプラスするだけでスペシャルケアに変える方法を教えていただきます!

 

夏の終わりのお疲れ肌とは?

「最近肌にハリがなくなったような気がする」「毛穴の開きが目立ち始めた」などの肌の変化を感じているなら、それは夏の疲れが表面に表れてきたサインかもしれません。

夏の肌の大敵といえば、紫外線や近赤外線などの太陽光によるダメージです。夏の強烈な日差しを浴びて紫外線や近赤外線にさらされた肌は、肌の内部にダメージを起こしているのです。ハリのなさやほおの毛穴の開きが気になるのは、太陽光のダメージによって肌の弾力を失っている可能性があります。

また、皮脂や汗で肌がぬれることが多いので、夏の肌はうるおいが足りていると勘違いしがちです。肌の中は乾燥状態になっていることに気づかないでいると、外部刺激から肌を守る力が弱まって、肌の炎症を起こしやすくなることも。

化粧水をいつも通りにつけているのに、肌がなかなかうるおわないと感じるようなときは、肌の奥で乾燥が起きているサインです。

肌の調子が悪いな、と感じたら、早めのお手当てをしてあげましょう! ふだんのスキンケアに、ひと手間プラスするだけのスペシャルケアを始めてみませんか。

化粧水の前にブースター美容液をプラス

肌の中にしっかりとうるおいを届けたいときは、化粧水の前にブースター美容液をプラスして、うるおいの通り道を作ってあげましょう。

肌がカサカサと乾燥しているときに、いきなりたくさんの化粧水を肌につけようとしても、化粧水がなじみにくいと感じることはありませんか?

花壇の土をイメージしてみてください。カチカチに乾いた土にお水をかけても、なかなかしみ込んでいきません。適度に水分を含み、やわらかい土にお水をかければスムーズに浸透していきますね。肌もそれと同じなのです。乾燥しているときは先にブースター美容液でうるおわせておくことで、化粧水の浸透をスムーズにすることができます。

週に数回シートマスクをプラス

肌の乾燥が気になるときは、シートマスクをプラスしてみましょう。シートマスクは、手やコットンではなかなかなじませられないほどたっぷりと化粧水や美容液が含まれているアイテムです。週に数回、シートマスクをとり入れると、肌内部がうるおい、もっちりとした弾力を感じる肌に変わってくるはずです。

シートマスクは、商品によって洗顔後すぐに使うタイプがありますが、私はシートマスクの前に、浸透をよくする下準備として化粧水をつけるようにしています。さきほどのブースター美容液の考え方と同じで、シートマスク液の通り道を作ってあげることで美容効果を高めています。

ただし、商品本来の使用方法をアレンジするときは、肌トラブルがあるときは避け、必ず自分の肌状態を確認しながら行ってくださいね。

 

目もと・口もとにクリームをプラス

顔の中でも、表情によってよく動かす部分である目もとや口もとの肌は特に乾燥しやすく、小じわができやすいデリケートな部分です。夏のダメージを受けて、本格的なシワに進行させないためにも、水分と油分をしっかりと補って保湿しましょう。

いつもの化粧水と乳液のお手入れのあとに、目もとと口もとにはクリームを重ねづけするのがおすすめです。この時期、まだ顔全体にクリームを塗るのは重たいと感じるときは、部分使いでとり入れるのがいいですよ。

 

夜のケアに美容液をプラス

「肌に元気がない」「しぼんだ感じがする」「シミやくすみが気になる」という人は、夜のお手入れで美容液をプラスしましょう。

美容液は、肌に元気を与えるために美容成分を濃縮したアイテムです。体が疲れたときに、栄養ドリンクやサプリメントを飲むのと同じように、肌にも必要な栄養を与えてあげるイメージでとり入れるといいですよ。

自分の肌の状態によって、美容液のタイプを選びましょう。

【乾燥が気になる人は?】
肌の水分を保つ保湿成分が配合されたうるおい重視型の美容液をプラス。アミノ酸やセラミド、ヒアルロン酸などの成分が代表的です。

【ハリ弾力が欲しい人や、小じわが気になる人は?】
ハリ弾力をつかさどる真皮に働きかけるアンチエイジング成分が配合された美容液がおすすめです。レチノールやビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなどの成分が知られています。商品パッケージをチェックしてみてくださいね。

【シミやくすみが気になる人は?】
ビタミンC誘導体やm-トラネキサム酸、アルブチン、ルシノールなどの美白成分が配合された美容液を取り入れてみてはいかがですか。
シミの部分を集中的にお手入れするなら、肌に密着するクリーム状のスポッツタイプを。顔全体のくすみ対策をするなら、伸ばしやすいエッセンスタイプを選びましょう。

夏バテ肌をケアしたいからといって、使う化粧品を一式ガラリと変えてしまうことは肌にとって負担になってしまいます。いつものケアのテクニックをアレンジしたり、必要なアイテムを少しずつ追加したりしながら、季節の変わり目に備えていきましょう!

 

 

監修・牧内 夕子

化粧品メーカーにて18年にわたりアンチエイジング化粧品や健康食品などの商品を開発。その経験をもとに、コンセプトプランニングやコンサルティング、美容と健康に関する執筆やコスメコンシェルジュ(日本化粧品検定1級)としても活動。


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